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増田
NT 132 2005/3/07 21:30:35
投稿者: あん
http://www.chokugen.com/opinion/opi-index.htm
郵政民営化の欺瞞
郵政民営化の議論で肝心なことが抜けている。それは日本国憲法で保証されている「最低限度の文化的生活」と「財産の保全」である。これこそが国家の存在意義であり、国民に対する国家最大の義務である。人間は「社会的動物」であるから、一日たりとも社会からのサービスを受けることなく生活することはできない。国民が受けるサービスには2種類あり、一つは、サービスを提供するに当たってどうしても採算が取れない種類のサービスであり、他は採算が取れるサービスである。採算の取れるサービスだけしか国民に提供されなくなったら国民の負担が増え、国民は最低限度の文化的生活の維持が困難になる。過疎地への郵便サービスは正に不採算サービスの代表である。また郵貯・簡保は国民の現金財産を安全に保全するいわば国民の貯金箱である。採算が合わないサービスは公共サービスとして国家が国民に提供し、採算が取れるサービスは民間が提供するのがサービス提供のあり方の基本である。公共事業は不採算、民営事業は採算性事業が両事業体の基本概念である。
民間企業(株式会社)は株式会社法で「利益を出すことが目的」と定められている。逆に言うと、民間企業は利益が出ないことが確実な事業をする事は、法の下に許されないのである。もし民間会社が、郵便配達のような初めから採算が取れないことが決まっている事業を行うことを決定したら経営者は株主から「背任罪」で刑事告訴され当然有罪になる。郵政三事業には採算が取れる事業と取れない事業が含まれているのは周知の事実。小泉首相は「民で出来ることは民で」と言うのなら、法のもとに「民で出来ない、またはやってはならない事業」を民に移管してはならないはずだ。「民に出来ることは民に」は結構だが、「民に出来ないことは国に」のキャッチフレーズを忘れているのではないか。採算が取れない過疎地域の郵便サービス等不採算事業と国民の命の次に大事な現金財産の保全は郵政事業(国営)とするのが正しい。現在国(郵便局)に預けている350兆円は国民が一生懸命働いて残した宝である。国は国民の財産保全の義務がある。国民は、なにもラスベガスの一夜のために60年間働いてきたのではない!なぜ小泉−竹中コンビは日本人の宝物をアメリカのラァ
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誰のための郵政民営化か
竹中大臣は「過疎地サービスをする努力を義務付ける」と言う。全くの詭弁である。
過疎地サービスを義務付けたかのごとく国民に思わせ、一方の民間企業には「損を覚悟で努力しなさい。一定期間過ぎたら、もうこれ以上の赤字には耐えられませんと報告しなさい。それから後はやらなくて結構です。その代わり一定期間の損は国が補填します」と言っているようなもの。詭弁で国民と自民党の抵抗勢力を誤魔化し、挙句の果てには資本主義の原理原則である自由競争に反する損失補填。どうして小泉―竹中コンビはこんな詭弁と欺瞞に満ちた憲法無視の郵政民営化を強硬するのだろうか。
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「私は日本を愛しています」! _竹中平蔵
竹中大臣は先の国会で野党から聞かれもしないのに自ら「私は日本を愛しています」を連発した。氏の経歴を見ると、日本が“Japan as No.1"といわれ、日本経済がアメリカの脅威となった1980年代、アメリカの邦銀潰し戦略で中心的働きをした主要シンクタンクの客員フェローやハーバードやペンシルベニア大学の客員研究員に身を置いていた。氏は当時日本では大蔵省の財政金融研究室の研究員だったから日本の財政金融政策立案情報は日本潰し側に筒抜けだった。アメリカが邦銀にとって致命的なBIS規制(国際銀行は自己資本比率8%以上)なる妙案を打ち出した裏には竹中平蔵が存在していたのである。そのため1991年以降邦銀は壊滅状態になったのである。その結果邦銀に預けた国民の約300兆円はアメリカの自由になった。
次はアメリカが逆立ちしてもM&Aできない郵貯・簡保の350兆円の民営化(リスク化)である。今や当の竹中平蔵は郵政民営化特命大臣。そして今度は「アメリカの自由拡大」のため、憲法で保証された国民財産(現金)350兆円までもが「改革」の美名のもとに奪われようとしている。構造改革で「小さな政府」にして規制緩和を断行すれば強い者の利己を抑えることが出来なくなり、日本はアメリカのような弱肉強食の国に成る。小泉―竹中コンビがやっていることは、財産の保証も奪われてもなおおとなしい日本人に拝金主義者が襲い掛かかる環境整備である。我々はご先祖さまにどんな顔ができるというのか。日本人の心を捨てて王様のような生活をするわずかな者が生まれる反面、アメリカのように何百万人のホームレスが排出されて死んでゆく。小泉―竹中コンビは今正にアメリカに代わって日本そのものに最後通牒を突きつけている。
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