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2005年09月05日13時26分
4日夜から5日未明にかけて首都圏で降った局地的な大雨による被害が、各地に広がった。埼玉県で1人が死亡。床上、床下浸水は東京都と埼玉、神奈川両県で約3000戸にのぼった。
東京都杉並区や中野区などでは一時、1時間に100ミリを超す雨が降った。24時間の雨量も杉並区下井草で264ミリ、練馬区石神井で241ミリを記録した。
警視庁や東京都などの5日午前のまとめでは、杉並区の善福寺川と神田川、中野区の妙正寺川、北区の石神井川があふれた。杉並、中野両区や武蔵野、調布両市などで計508戸が床上浸水、1424戸が床下まで浸水した。避難勧告が出た中野区では計48人が近くの地域センターなどで一夜を過ごした。
さいたま市南区の市道では4日午後10時40分ごろ、無職下屋敷武夫さん(61)が、冠水で動けなくなった長男(23)の乗用車の様子を見に外に出たところ、路上で倒れ、水死した。現場は60センチほど冠水していたという。
横浜市青葉区では落雷で配水施設への送電が停止し、約5100世帯が断水した。
気象庁によると、今回の大雨は台風の暖かい空気と前線の北にあった冷たい空気とがぶつかり、大気が不安定となったため。秋雨前線は台風の北上とともに北に押し上げられるが、台風の速度が時速10キロ以下でゆっくりしていたために前線がとどまり、周辺で長時間にわたり、局地的に激しい雨が降ったという。
国内では最近、激しい雨が降る回数が増加しているといわれる。04年に1時間に50ミリ以上の雨は470回で過去最高だった。100ミリ以上の雨も時々あり、今年8月には茨城県などで観測された。温暖化や都市部のヒートアイランドなどの影響が指摘されている。
都心では短時間に大量の雨が降ると、道路などが舗装されているため地面に染み込まず、付近の河川や用水路などに一気に流れ込み、低地部で浸水する。
東京都建設局によると、都内の河川は戦後、1時間に30ミリの降雨量に耐えるよう整備したが、68年に整備目標を50ミリ対応に改めた。しかし、都管理の河川で整備が終わっているのは約6割。今回あふれた河川のうち石神井川以外は整備が終わっていなかった。
同局は「今回は想定外の雨が降った。整備目標の引き上げは事務レベルでは検討しているが、今のところ具体化していない」としている。
http://www.asahi.com/national/update/0905/TKY200509050191.html
温暖化で日本は「雨の国」になるという話だが・・・、万一、このまま台風が関東を直撃したら・・・。