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Yahoo!ニュースからhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050904-00000515-yom-sociより引用
ちりも積もれば重い星…証拠となる「円盤」を発見
星のもとになるガスやちりでできた円盤を、国立天文台と中国、英国の研究チームが、米ハワイ島のすばる望遠鏡を使い、太陽の7倍もの質量がある星の周囲で発見した。
太陽質量の3倍以下の軽い星は、周囲の円盤からガスやちりが降着して誕生することが従来知られていたが、重い星は軽い星が合体してできるのか、円盤からの降着で誕生するのか、論争があった。今回の発見は円盤説を裏付ける世界初の観測証拠になり、英科学誌ネイチャー最新号で発表した。
研究チームは2003年1月、オリオン大星雲の方角にあり、地球から1500万光年離れた「BN天体」を赤外線カメラで観測。その結果、誕生から数万年〜数十万年の若い星の周囲に、太陽と地球の距離の約200倍の半径の円盤が存在することがわかった。
国立天文台の田村元秀・助教授は「軽い星の合体では円盤構造はできない。太陽の7倍の重さの星にも、ガスとちりがその重みで収縮して星を形成、周囲に星の回転の影響で円盤ができる仕組みがあることがわかった。もっと重い星にも同じメカニズムがあるのか今後調べる」と話している。
(読売新聞) - 9月5日6時23分更新