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Yahoo!ニュースからhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050820-00000305-yom-sociより引用
月再訪へ観測開始、NASAが宇宙望遠鏡で資源探る
【ワシントン=笹沢教一】ブッシュ米大統領が提案した月への有人飛行再開に備え、米航空宇宙局(NASA)が、ハッブル宇宙望遠鏡を使った月面観測を開始した。
性能カメラで酸化チタンなど有用資源の分布を観測、月面の資源地図を作り、将来の着陸地点選定や月面基地建設などの探査計画作りに役立てる。
NASAは、月や火星への有人飛行に使用する宇宙船の設計などを進めているが、探査に向けて具体的な作業が動き出したのはこの観測が初めて。
宇宙望遠鏡科学研究所(メリーランド州)によると、アポロ15号、17号の着陸地点などを対象に、ハッブル搭載カメラによる紫外線観測を実施する。両機が地球に持ち帰った土壌サンプルと比較し、色調の補正などを行ったうえで、酸化チタンを豊富に含むとされる台地の観測を行う。
月面には、酸化チタンのほか、アルミニウムや強力磁石の材料になる希土類などを含有する資源鉱物が存在し、表面の砂にはエネルギー源として期待されるヘリウム3も含まれている。
NASAの研究者たちは、月の資源を採掘し、月面基地やロケットの部材、燃料として活用することを構想している。2015〜20年ごろに行われる有人月探査や、その前に予定されるロボット探査では、資源に富んだ地域を着陸地点に選ぶ方針だ。
(読売新聞) - 8月20日14時39分更新