現在地 HOME > 地震・天文12 > 516.html ★阿修羅♪ |
|
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/morning_news012.html
三月の福岡沖地震との関連が指摘される警固断層(福岡市―福岡県筑紫野市)を調査した高知大などの研究グループは十日、同断層の活動周期は従来いわれていた平均約一万五千五百年よりも大幅に短い「二千九百―八千八百年」で、九州の活断層の中で最も危険性が高い、とする中間報告を発表した。同日開かれた政府の地震調査委員会に報告した。
同断層の最後の大地震発生は二千五百―四千五百年前で、現在活動期にあたる可能性があることも判明。今後三十年以内に地震が発生する確率は、これまでの0・4%程度を大きく上回る6・5%程度と指摘した。九州では布田川・日奈久断層帯(熊本県)が最大6%程度とされる。
これまでの福岡市などの調査では、最後に活動した時期が一万―一万六千年前と幅があり、活動期を迎えているかどうか不明だった。
高知大のほか東京、大分大などで構成する研究グループは六月、博多湾内の断層から堆積物を採取し、化石などの年代を測定。その結果、過去一万年の間に一―三回程度、地震があった形跡がみられたという。
岡村真・高知大教授(地震地質学)は「警固断層は決して安心できない。断層上や周辺の街のあり方を考え直すべきではないか」と話している。