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Yahoo!ニュースからhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050726-00000015-yom-sociより引用
ディスカバリー打ち上げ成功、野口さん搭乗
【ケネディ宇宙センター(米フロリダ州)=笹沢教一、滝田恭子】米航空宇宙局(NASA)は米東部時間26日午前10時39分(日本時間同日午後11時39分)、野口聡一さん(40)ら7人の宇宙飛行士を乗せたスペースシャトル飛行再開1号機「ディスカバリー」を宇宙センターの発射台から打ち上げた。
上昇したシャトルは、大型補助ロケット、外部燃料タンクを切り離し、予定通り地球周回軌道へ向かい、打ち上げは成功した。
NASAは、13日の打ち上げ延期の原因となった燃料タンクセンサー系の異常を解明しないまま、発射に踏み切った。
コロンビア事故の悲劇から2年半。宇宙開発における米国の威信復活と、国際宇宙ステーション完成への期待を担い、シャトル計画は波乱含みの再スタートを切った。
今飛行の主目的は、シャトルの安全性を高めるため、機体の損傷を軌道上で確認したり、修理したりする技術を検証すること。ステーションにドッキングし、水や物資も補給する。NASA唯一の女性船長であるアイリーン・コリンズさん(48)の指揮のもと、野口さんは、同僚飛行士とともに、任務の花形である3回の宇宙遊泳(船外活動)を行う。飛行期間は13日間で、8月7日早朝(同夕)センターに帰還する予定。
7人の飛行士が犠牲になった2003年2月のコロンビア事故は、打ち上げ時に外部燃料タンクから断熱材が落下、シャトルの左翼前縁部を損傷したのが原因だった。今回の飛行で採用された再発防止策は、事故調査委員会の勧告に基づいたもの。機体に異常がないかどうか監視するため、103台の地上カメラと2機の航空機に搭載した4台のカメラで打ち上げから軌道到達までを撮影する。
日本人飛行士は、1992年の毛利衛さん(57)以来4人が計7回シャトルに搭乗している。97年に土井隆雄さん(50)が初の船外活動をしているが、ステーションの外で活動するのは野口さんが初めて。
(読売新聞) - 7月27日0時14分更新