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2005年06月29日12時50分
イタリアが熱波のために連日猛暑となり、高齢者の健康や農作物への影響が懸念されている。北部では28日、37度を記録。政府は最大で100万人が危険な状態にさらされるとして、国民に警戒を呼びかけた。
保健省などによると、28日に51歳の男性が熱中症で死亡したほか、27、28両日で少なくとも数人が暑さが原因で亡くなった。北部の一部では27日に39度、フィレンツェとローマでも34度を記録した。猛暑はあと数日続く見込みで、同省は「03年と同じか、さらにひどい熱波だ」としている。
同省は、熱波対策予算を当初の1.5倍にあたる600万ユーロ(約8億円)に増やすと決定。医師を待機させて相談用の緊急電話回線を開設したり、テレビなどで警戒を呼びかけたりするという。イタリアは冷房設備の普及率が低いため、特に高齢者は冷房がきいた公共図書館やスーパーなどへ「避難」するよう勧めている。
欧州広域を襲った03年の猛暑では、これまでフランスの死者約1万5000人が最高だとされてきた。伊政府は死者数を8000人と発表していたが、最近になって「実は2万人だった」と上方修正。欧州で最悪だったことがわかった。
http://www.asahi.com/international/update/0629/007.html
熱中症で都内の48人搬送 2人重症
2005年06月29日00時45分
東京消防庁によると、暑さで28日午後11時現在、都内で48人が熱中症のため救急車で病院に搬送された。このうち東大和市の住宅内にいた女性(84)と、昭島市で帰宅途中の男性(74)は、搬送時に意識がなく重症だったという。
http://www.asahi.com/national/update/0629/TKY200506280374.html
この夏一番の猛暑 静岡37.8度、都心は36.2度
2005年06月28日19時22分
噴水の脇で、頭にタオルを巻いて、弁当を食べる小学生=28日午後0時54分、東京・日比谷公園で
列島は28日、高気圧に覆われた太平洋側を中心に気温が上昇、静岡市清水区では37.8度を観測。この夏、全国一番の猛暑となった。東京都心(千代田区大手町)は36.2度で、6月の最高気温としては63年の35.7度を更新し、1876年の観測開始以来の最高気温。午後7時になっても30度を超え、蒸し暑い夜となった。
神奈川県海老名市37.6度、東京都練馬区と三重県尾鷲市37.3度、高松市36.5度などもこの夏一番の暑さで、6月の最高気温を塗り替えた。
東京都心は連日の猛暑で、27日夜になっても気温が下がらず、28日朝の最低気温は午前5時過ぎの27.7度。午前7時には30度以上になり、早々と5日連続の真夏日となった。
日中は暖かい空気を持った太平洋高気圧に覆われ、気温が上昇。さらに、高気圧の西の縁を回り込むように西寄りの風が吹き、山を越えてから気温が上昇する「フェーン現象」となって猛暑をもたらした。
29日は、福井県付近に南下してくる梅雨前線の影響で、太平洋側でも雨が降る地域があり、最高気温も30度程度に収まるとみられる。
http://www.asahi.com/national/update/0628/TKY200506280251.html