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ガラパゴス・フェルナンディナ島で火山が噴火
http://cnn.co.jp/science/CNN200505150016.html
2005.05.15
Web posted at: 21:57 JST
- CNN/REUTERS/AP
キト──南米エクアドルの沖合約1000キロに位置するガラパゴス諸島で13日、西端フェルナンディナ島にあるクンブレ山(標高1483メートル)が噴火した。噴煙は上空約7キロに達し、流れ出た溶岩で同島に固有な動植物が死滅する可能性がある。
進化論を提唱したダーウィンが「種の起源」を著すきっかけになったとされるガラパゴス諸島は、火山群島でこれまでに何度も火山が噴火している。クンブレ山は、同諸島内でも活発な火山活動で知られており、1813年以来、20回以上の噴火が記録されている。住民はおらず、原始的な姿がそのままに残されている。
ガラパゴス国立公園のタピア園長によると、流れ出た溶岩が、約5日後にフェルナンディナ島西部の海岸に達する見込みだという。同園長は、「この結果、植物やイグアナなどの動物が焼け死ぬだろう。しかし、フェルナンディナ島はガラパゴスの中でも最も本来の状態が残されている場所で、あまり心配はしていない。火山活動も、自然の営みだから」と話している。
大小20以上の島々からなるガラパゴス諸島には、各島固有の動植物が生息しており、ユネスコの世界遺産(自然遺産)として登録されている。