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被災地に雨、土砂崩れ警戒
玄界島山頂で亀裂を確認
福岡県西方沖地震
福岡県西方沖地震に襲われた九州地方で22日朝から断続的に雨が降った。福岡管区気象台は福岡地方に大雨警報を出し、被災地の自治体は土砂崩れ災害の発生に注意を呼びかけた。
また、国土交通省などが被害の大きかった玄界島(福岡市西区)で行った現地調査で、山頂付近に亀裂が発生していることも判明。玄界島の123カ所の宅地で行った応急危険度判定で、76%に当たる94カ所が「危険」か「要注意」と判定された。
福岡県では約2千人が避難所で2回目の夜を過ごし、体調不良を訴える人が出るなどしている。20日の地震発生以降、余震も続いている。
福岡管区気象台によると玄界島を含む福岡市周辺は、さらに大雨になる可能性がある。低気圧に伴う雨雲が九州北部地方に接近し、22日夜にかけて最大で60ミリの雨量になる見込みという。
玄界島ではこの日、雨と風が強く、福岡県警や陸上自衛隊が被害家屋の倒壊などを警戒した。
国交省九州地方整備局によると、砂防専門家ら5人が土砂災害につながるような亀裂などがないか玄界島全体を調査。その結果、島中央部の山頂付近に亀裂があることが分かった。
集落への影響は少ないとみられるが、雨が降ると大規模な土砂崩れを引き起こす可能性があるという。同整備局は「集落地も地震の揺れで地盤がかなり緩んでおり、雨が降ると危険な状態」としている。
福岡県や福岡県警、陸上自衛隊が、被害家屋に雨を防ぐビニールシートをかけるなどの対応を取っている。
また、福岡市は22日、新たに同市中央区の材木店倉庫が倒壊する恐れがあるとして、周辺住民に避難勧告を出した。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/detail/20050322/fls_____detail__024.shtml