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http://www.asahi.com/science/update/0309/002.html
政府の地震調査委員会は9日、神奈川県と静岡県に分布する神縄(かんなわ)・国府津(こうづ)―松田断層帯で30年以内に大地震が発生する確率を最大16%とする長期評価をまとめた。97年に3.6%と公表していたが、その後の調査で地震の頻度が前回の評価より多いことが判明したため修正した。全国の主要断層帯で最も高い確率となった。同時に、群馬県と埼玉県に分布する関東平野北西縁断層帯では、将来、マグニチュード(M)8.0程度の地震の恐れがあるとする評価も公表した。
神縄・国府津―松田断層帯は長さが25キロ以上あり、静岡県小山町から神奈川県松田町などを経て小田原市に延びている。最後の地震は約3000年前と推定していたが、掘削調査などで12世紀から14世紀前半の間にも地震があったことなどがわかった。このため、3000年程度と推測されていた平均活動間隔を約800年から1300年に修正。30年以内の発生確率を0.2〜16%に、M8程度としていた想定していた地震の規模はM7.5程度に改めた。
関東平野北西縁断層帯は群馬県榛名町から高崎市、埼玉県熊谷市などを経て伊奈町に至る長さ約82キロの主部、群馬県吉井町から埼玉県寄居町に至る長さ約23キロの平井―櫛挽(くしびき)断層帯からなる。
主部の平均活動間隔は1万3000年〜3万年程度で、約6200年前から約2500年前の間に最後の地震があったと考えられる。30年以内の地震の発生確率は、ほぼ0〜0.008%。平井―櫛挽断層帯はM7.1程度の地震の恐れがあるが、過去の活動が十分にわかっておらず、発生確率は算出できなかった。 (03/09 20:32)