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【ワシントン=笹沢教一】火星の赤道付近で、地球の極地の流氷に形も大きさもそっくりな“流氷原”が見つかった。欧州宇宙機関(ESA)の火星探査機マーズ・エクスプレスの高解像度カメラによる観測で確認できた。
生命の存在につながる水が、火星の地表付近に氷の状態で豊富に存在していることを示し、これまで地質や化学分析で、間接的な証拠しかなかった、まとまった水(海)の存在を裏付ける重要な発見となる。
3月14日から米テキサス州で開かれる月惑星科学会議で発表される。
画像を解析したESAや米ブラウン大などの国際観測チームによると、流氷状の氷とみられる構造は、火星の赤道に近い北緯5度の地点で発見された。
今より温暖だった約500万年前に、水が一帯に流れ込んで約800―900キロ四方、水深約45メートルの海を作り、氷結と分裂を繰り返した跡と考えられる。その後、噴火で火山灰が氷の表面を覆い、長期間の蒸発を逃れたと推定している。
(読売新聞) - 2月22日17時24分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050222-00000205-yom-int