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インド洋大津波 漁船11万隻損壊など 漁業被害540億円
スマトラ沖の巨大地震と津波により、インド洋の周辺国では合わせて十一万隻の漁船が
壊れるなど、漁業被害の総額は、日本円でおよそ五百四十億円に上ることが明らかにな
りました。
これは、FAO=国連食糧農業機関が十七日、明らかにしたものです。
それによりますと、地震と津波で大きな被害が出たインドネシアやスリランカなどイ
ンド洋周辺の七つの国では、合わせて十一万一千隻の漁船が壊れたほか、ばく大な数の
漁網など、漁に必要な道具が軒並み使えなくなっているということです。
また、漁港や養殖施設などにも大きな被害が出ており、被災地での漁業被害は、日本
円でおよそ五百四十億円に上るということです。
さらに、インドネシアのアチェ州では、東部の海岸だけで六千六百人あまりの漁業者
が亡くなり、今も被害調査が続いている西部の海岸では、これよりもはるかに多くの犠
牲者が出ていると見られています。
漁船の修理などには多額の費用がかかるため、現地では未だに漁に出ることができな
い漁業者がほとんどで、FAOでは各国政府や国際機関が漁船の修理など漁業者への支
援に早急に取り組むよう呼びかけています。
[2005-02-18-11:48]