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インド洋大津波 英海軍調査船 震源海底のコンピューター画像を
イギリス海軍は九日、スマトラ島沖で起きた巨大地震の震源周辺の海底の様子をとら
えた画像を公表し、長さ二キロ、深さ百メートルにわたって海底の表面が崩れている跡
が見つかるなど、地震の規模の大きさを物語るものとなっています。
イギリス海軍は先月下旬から巨大地震の震源となったスマトラ島の西百五十キロの沖
合で、海洋調査船「スコット」で海底の調査を行い、九日、高性能のソナーでとらえた
深さ五千メートルの震源周辺の海底の様子を公表しました。
公表されたコンピューターの画像では、海底の比較的浅いところが緑色で、深いとこ
ろが濃い青で示され、分析にあたったイギリス地質調査所などによりますと、震源周辺
では、長さ二キロ、深さ百メートルにわたって海底の表面が崩れている跡が見つかり、
地震の規模の大きさを物語っているとしています。
また、厚みが数百メートルもある大量の泥が積もっていることがわかり、地震によっ
て海底がかき回されたためにできたとみられるということです。
さらに、地震による地形の変動は震源から北側の海底に集中しているということで、
地質調査所では、「巨大地震がなぜ、この場所で起きたのか、その謎を解き明かすこと
ができれば、津波の早期警戒のための観測器を海底のどこに設置すればよいかを決める
助けになるだろう」と話しています。
調査船は今後も震源周辺の海底の調査を続け、四月にイギリスに帰還することになっ
ています。
[2005-02-10-15:43]