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クルト・ワルトハイム氏の法王謁見に関するアメリカユダヤ人議会の公開書簡
http://www.asyura2.com/0502/holocaust1/msg/811.html
投稿者 ピノキ 日時 2005 年 4 月 19 日 12:47:05: /cgEbzQ/iEx0c

(回答先: Re: 確かに面白い 投稿者 隣人 日時 2005 年 4 月 14 日 01:41:23)

こんなとこで立ち話もなんですから、ここで座ってお話ししましょ。
http://www.asyura2.com/0411/dispute20/msg/792.html

ついでに隣人さんの意見も聞かせてよ。
おいらはなんだか「恐れと予想から気を失い」そうなんだけど。


皆さま私信で使って申し訳ありません。
古いホロコーストネタをお一つ。

去る1987年6月、アメリカユダヤ人議会は法王ヨハネ・パウロ2世に公開書簡を送りその内容
が6月26日付ニューヨーク・タイムズ紙に掲載されました。この書簡は、オーストリアの
首相で、第二次世界大戦中ナチによるユダヤ人殺害にかかわったとして告発されている
クルト・ワルトハイムとの謁見を法王が許可したことに抗議していました。ワルトハイムは、
「大量虐殺の事実を軽視し、歪曲し、忘れ去らせようとする近年の努力」の象徴として引き
合いに出されました。

大量虐殺の苦悩は決して拭い去ることができないと認めた後、この書簡は次のように述べて
います。「しかしながら、我々の世代に課された最も神聖な命令が,記憶することであるの
は確かです。沈黙が無関心となり、無関心は共謀につながり、それがひいては、おびただし
い人々を虐殺するという悪夢に転じてゆくことを、忘れてはなりません」。ワルトハイムは
「大量虐殺の犠牲者たちに、忘却という決定的な侮辱を加えようとした」と、書簡には述べ
られています。ついで法王が、「道徳上の原則をわきへ押しやり」、ワルトハイムをバチカ
ンに迎えたとして非難されています。公開書簡は次のように続きます。

「聖下、ワルトハイムが[大量虐殺を]忘れてしまっていることには、カトリック教会も同様
に忘れていることが多少なりとも反映されている可能性はないでしょうか。第二次世界大戦
中のユダヤ人の運命について、ヨーロッパのカトリック教会が無関心だったことを、聖下は
取り上げてくださったでしょうか。ヨーロッパ諸国や強制収容所への訪問の際、聖下はこの
話題に関しては一言も話されませんでした。多数のカトリック教徒が個人として非常に勇気
ある行動を取ったとはいえ、世の中の他の大勢の人々と同じように、公の教会は概して沈黙
を守り、苦悩するユダヤ人を見捨てたというのが本当ではないでしょうか。多くの人が道徳
的な導きを求めているカトリック教会が,いまだに過去を清算できず、貴重な記憶への要請
にこたえ応じることができないとすれば、他の人たちにはどんな希望があるというのでしょ
うか」。

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