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(回答先: 排他的民族感情を煽るのは『βプロトコル』の踊り手である。 投稿者 たけ(tk) 日時 2005 年 3 月 13 日 01:34:58)
ここのサイトで愛国右翼の立場を取る者は除外するが通常、愛国右翼はただ、拉致問題解決のために「北朝鮮への経済制裁をやり、日本が本気で怒っている所を見せつけよ」と主張するだけである。これでは、向こうも益々態度を硬化させ、中露との結託を強める可能性は大なのだが、何故か彼らは拉致問題解決を「北朝鮮」だけの問題にし、キー国としての中露の影響・「北朝鮮」との関係は一切取り上げない。普通、本気で拉致問題を解決しようと思うなら、背後で影響力を持つ中露を動かすことを考え付きそうに思うのだが、彼らは「北朝鮮」は「北朝鮮」と、単体でとらえ、中露を取り上げる時は北方領土と尖閣諸島の話の時であって、拉致問題とは別個に切り離すのである。しかし、領土問題で中露との対立を煽って、「北朝鮮」に経済制裁するだけで拉致問題が解決するだろうか?彼らは拉致問題でも領土問題でも、ただ愛国主義・民族主義・日本人としての自覚を訴えたいだけであって、問題解決のために本気で戦略的に国際情勢をつかもうとはしていないのではないか?本来、国際関係というのは相互に複雑にからみあって、関連しているのであって、拉致問題なり、軍事・領土問題なり、「北朝鮮」なり、中国なりが単体として孤立して存在している訳ではない。一見パレスチナ問題と朝鮮有事は何の関係もないように見える。しかし、イスラムテロと「北朝鮮」テロの危機煽りは同時に仕掛けられているのである。
彼ら政府・マスコミと大半の愛国右翼は国民を一枚岩にするために国際政治の連関への無知を装っている。緊張状態の持続が拉致問題解決につながらないのは彼らも薄々知っているが、緊張状態の持続が彼らの利益になると考えているのだろう。
異様に人種差別や国際緊張を煽る人間には要注意である。オウムと「北朝鮮」あっての愛国右翼であり、憲法改正である。彼らがなければ、愛国右派とマスコミの仕事はないのである。更に朝鮮危機であるが、「北朝鮮」は前々から麻薬売買に関わっていると言われている。そして、タリバンは麻薬栽培を禁じて倒され、その後アフガンでは麻薬が復活した。全てはつながっているのであって、水面下の世界情勢と全く切り離した日本民族主義の愛国の叫びは要注意であろう。