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目撃・体験証人・フランクルの証言はガス室の存在を否定している
http://www.asyura2.com/0502/holocaust1/msg/462.html
投稿者 木村愛二 日時 2005 年 3 月 07 日 09:23:33: CjMHiEP28ibKM

以下は、1995年発行の拙著の一節である。

これを論破できずに、私の主張を罵倒する者は、完全に気が狂ったホロコースト狂信者か、シオニストの手先以外の何者でもない。

さあ、掛かって来い!

http://www.jca.apc.org/~altmedka/aus-49.html
『アウシュヴィッツの争点』
第6章:減少する一方の「ガス室」
(その49)前線発表報道の「ガス室」は「発疹チフス」予防の消毒室だった

「ガス室」の存在については「物的証拠」の発見以前に、第二次大戦中から「戦時宣伝」がはじまっていた。
 ところが不思議なことに、戦争末期、または戦後の、「物的証拠」の発見の経過をまとめた資料が、どこからも発見できないのである。どの資料を見ても、いきなりニュルンベルグ裁判からはじまっている。仕方がないので、国会図書館で当時の『ニューヨーク・タイムズ』のマイクロフィルムを検索してみた。本来ならば、アメリカの図書館や公文書館に長期間通って、可能なかぎりの情報を収集すべきところなのだが、本書では中間報告にとどめざるをえない。
 関連記事をいくつか発見できたが、これがまた不思議なのである。死体の山の写真があったり、「ドイツの恐怖の収容所」とか「ドイツの残虐行為の証拠」とかいう見出しや、写真説明があるのに、「ガス室」という言葉はでてこないのである。「アウシュヴィッツ収容所が“もっとも恐ろしい”」(45・4・29)という見出しのベタ記事もあったが、その内容は「元アウシュヴィッツ収容者」のラジオ放送の談話の再録であって、「犠牲者が焼き殺された」ことが“もっとも恐ろしい”経験の具体例になっている。これも「ガス室」ではないのだ。この記事の日付は、アウシュヴィッツ収容所がソ連軍によって解放されてから三か月後である。
 すでに本書の八四ページに載せた写真(web公開では省略)の説明で、ダッハウ収容所の「消毒室」を「ガス室」と間違えていた経過を紹介した。この写真のような「物的証拠」がたどった経過も調べなおす必要があるだろう。
『世界大百科事典』の「発疹チフス」の項目では、「シラミが寄生するような衛生状態の不良なところに流行が発生し、〈戦争熱〉〈飢饉熱〉〈刑務所熱〉〈船舶熱〉などの別名でも呼ばれた」とし、「第二次世界大戦でも発疹チフスは将兵をおそい、多くの日本軍兵士の命を奪った。さらにアウシュヴィッツなどのナチスの捕虜収容所でも大流行」したと説明している。
 ユダヤ人の強制収容それ自体も残虐行為である。だが、わたしにも、戦後の中国からの引き揚げ家族の一員としての、ささやかな収容所経験がある。当時の衛生環境の収容所で、発疹チフスが発生したら大変な騒ぎになっただろうと思う。日本に帰国して上陸したとたんに、大男のアメリカ兵に頭から袋をかぶせられ、DDTの噴射で全身真白にされたものだ。
 となると大量の死体だとか、はだかの人の群れだとか、衣服や髪の毛の山だとか、これまでに何度も見た写真などの各種の資料についても、つぎのような説明が自然に思えてくる。
「発疹チフスの流行下でユダヤ人を大量に強制移送したドイツ軍は、かれらを収容所にいれる前に、それまで着ていた衣服を全部ぬがせ、シラミの卵がうえつけられている可能性のたかい髪を刈り、シャワーを浴びさせた。衣服は別室にまとめ、殺虫剤チクロンBで薫蒸することよってシラミを駆除した。チクロンBと薫蒸室には、毒物の危険を知らせるために、どくろマークがつけられた」
 具体例を有名なベストセラーの『夜と霧』の記述にもとめてみよう。
『夜と霧』には予備知識にもとづく想像による記述が非常におおい。だが、そればかりではない。著者の精神医、フランクルは、自分自身の直接の実体験をもくわしくしるしている。かれは、「アウシュヴィッツ到着」の直後に「消毒浴場」にむかい、親衛隊員から「二分間でお前達は全部衣類を脱がなければならん」と命令された。「他の部屋」で「毛をそられた。頭髪ばかりでなく、身体中残らず毛をそられてしまった」。「それからシャワー室に追いこまれた。われわれは整列した」。フランクルは恐怖をおぼえる。だが、「シャワーの漏斗から実際に」、(毒ガスではなくて!)、「水が滴り落ちてくるのを認めて喜んだ」のである。さらにフランクルは、シャワー室で「冗談を言いかわし」た理由として、「もう一度言うが、シャワーの漏斗から実際に水が出てきたからである」とまで、くりかえし書いている。
 フランクルはこのように、「消毒浴場」が本物であることを証言しているのだ。
 さらには、もう一つの謎もこれで一挙にとける。その謎とは、なぜ、これらの「衣服や髪の毛の山」とか、「どくろマーク」つきの「チクロンB」とか、おなじく「どくろマーク」つきの部屋とかが、そのまま強制収容所にのこされていたのかという謎である。それらの遺留品や設備はこれまですべて「ホロコースト」の物的証拠だと主張され、世界中の「ホロコースト記念展」などで写真や実物の展示までされてきた。だが、本当にそれだけの凶悪な犯罪の物的証拠ならば、なぜドイツ軍は、日本軍の七三一細菌部隊がそうしたように、撤退にさいしてそれらを破壊または焼却しようとしなかったのだろうか。この破壊作業は、要塞なみに頑丈につくられた鉄筋コンクリートの建物を相手にした七三一部隊の場合よりも、はるかに容易だったはずである。
「髪の毛」にはとくに、古今東西で「遺髪」としてあつかわれてきた性格があるから、微妙な感情的問題をはらむ。さきに紹介した『レクスプレス』(国際版95・1・26)にも、アウシュヴィッツ博物館の国際評議会内に、その展示の是非についての異議があるなどという経過がしるされている。ソ連軍による「発見」以来の経過も複雑なようである。
 わたし自身には、アウシュヴィッツ博物館で大学教授のヴォランティア案内役の説明をうけたときの、予想外の経験がある。わたしは、展示されている「髪の毛」について、人形の髪の毛用の「繊維」ではないかという説があるのを知っていたので、ガラス窓ごしにしげしげと眺めていた。外観はたしかに、その説の通りで、まったく同じ亜麻色、まったく同じ太さである。さまざまな人々の髪の毛が混在しているという感じはしなかった。すると、わたしが質問したわけでもないのに案内役の大学教授は、「ガス室で殺された人の髪の毛なので、ガスの影響で変質して同じ色になっている」と説明したのだ。
 そうなのかもしれない。わたしには、これ以上の知識はない。だが、その場合、「シラミ取りの消毒をするからという口実で髪の毛を刈った」という従来の説明とは、完全に矛盾してくる。「生き証人」、たとえばすでに紹介した映画『ショア』にでてくる理髪師アブラハム・ボンバなどの証言は、どう解釈すればいいのだろうか。かれは、「ガス室」にはいる前の裸の女の髪の毛を刈ったと語っている。「女の髪の毛の注文があった。ドイツに送られたのだ」というのが、かれの説明だった。
 現存の「ガス室」については、すでにアウシュヴィッツIとビルケナウの、たったふたつの実物に疑問があることを紹介した。ビルケナウには、「ドイツ軍が撤退にさいして爆破した」という説明の廃墟がある。これも『ロイヒター報告』の調査対象にはいっているが、「爆破」についてのくわしい経過や、元の設計図が残っているのかどうかなどの状況が、よくわからない。『ロイヒター報告』では、現在の廃墟の規模から計算して、もしもそれが「ガス室」だったとしても、最大に見積もって「一〇万人」そこそこを殺すのがやっとだろうと主張している。この数字は、すでに紹介したニュルンベルグ裁判の証拠「L・022」が主張する二年間で「一七六万五〇〇〇人」の一〇分一にもならない。
 研究論文には、巻末に紹介した「ビルケナウの火葬場IIとIII」などがある。なお、フォーリソンからの耳情報によると、ビルケナウの火葬場については絶滅論者のなかで、最初から「ガス室」として建設されたという説と、別の目的だった建物を改造したという説の、ふたつに割れているそうである。刑事裁判でいえば、検察側の意見がまとまっていないことになる。これでは、反論のしようもない。

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