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(回答先: 訂正 投稿者 西岡昌紀 日時 2005 年 3 月 03 日 00:03:42)
西岡昌紀さん、はじめまして、こんにちは。
ヴィクトール・E・フランクル著『夜と霧』(霜山徳爾訳 みすず書房1994年版)の巻末には、マイダネック強制収容所の焼却炉設計図とガス室設計図【現代ユダヤ人資料図書館(パリ)提供】、チクロンB毒ガスをアウシュビィッツに納入せる請求書とアウシュビィッツにあったチクロンB毒ガスの残罐【現代史研究所(ミュンヘン)提供】があります。
私はこの資料の真偽について永年疑念を懐いていました。本来ならば提供元にこそ資料の信憑性について証明する責務があると思っています。しかし、所蔵元の政治的中立性が担保されていないかぎり、拙速な裁断を下すことはできないでしょうし、この問題を考えるときそんな困難さやもどかしさを感じています。
そこで、この資料に関して西岡さんがインチキとされるその根拠を教えていただけないでしょうか。ガス室の建設目的は何(殺戮?)だったのか、実際に建設され稼動したのか、さらにチクロンB(毒)ガスの毒性やその使用目的は何だったのか、実際にどのように使用されたのか、このような疑問が尽きることがないのですが、限定的な情報量の現時点では判断停止せざるを得ない状態です。ご教示のほど、よろしくお願い申し上げます。
私は、ナチスに最初からユダヤ人絶滅計画があったかどうかについては懐疑的です。ただし、戦争末期には収容所における収容者の処遇の問題は政府にとって相当な負荷になっていったことは事実ではないでしょうか。そのような状況下でナチスが何らかの強行手段に及んだ可能性を全く排除でき得ないと推測しています。また、政治的シオニストが第二次大戦当初からユダヤ人迫害問題をイスラエル建国の梃子として考えていたかいうと、米国内での反セム運動の継続状況から見ても疑問があります。しかし、大戦末期から戦後にかけてはイスラエル建国の最も有効的な理由づけとして英国内のシオニストを中心にした勢力によって針小棒大にフレームアップされたことは確実であると想っています。
また、会いましょう。