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(回答先: 山崎カヲル氏の西岡様批判ページの一部は歴史修正主義研究会に論破、批判されている 投稿者 ぷち熟女 日時 2005 年 3 月 02 日 02:04:33)
ぷち熟女さん
資料ご提示有難うございます。
まず、ドイツ語の文字化けは、
原文を見ることで解消されることを申し上げます。
歴史的修正主義研究会による
<質問010>の<回答>のポイントは、
「ガス検知器」が、シアン化水素の検知器なのか、焼却ガスの組成検査器なのか、という議論をしています。そうして、この文献は後者であるとして、ジーメンス社製検知器の写真を提示しています。
ジーメンス社製検知器の写真は、CO2検知器 と CO+H2検知器の2種類です。
つまり、それぞれガスの種類によって異なる検知器が必要であることを示しています。
また発注書には、CO2検知器 とか CO+H2検知器とか書くはずです。
焼却ガスの組成を調べるには、焼却炉1基について複数のガス検知器がセットでなければなりません。
(今日のガス組成検知器は、ガス単体のセンサー複数を1セットに内装したものです。
当時は、写真に見るようにバラだったと思われます)
そうしたことを考えると、
「ガス検知器」と「チクロン用ガス残余検出器具(Gasrestnachweisgerät für Zyklon)」が同じモノであるのか、異なるものであるかを決めるには至らないと思います。
これだけの議論では一方が他方を『論破した』は時期尚早でしょう。
なお、CO2検知器もCO+H2検知器も(あるいは、HCN検知器があったとしても)、それらはみな、電気化学的反応を応用したメーターではないかと思われます。
それとも、HCNの検知はリトマス試験紙、或いは試薬キットのようなもので行ったのでしょうか? それには疑問が少しあります。
HCNという猛毒の検査には、何よりも迅速性が求められるからです。人を殺す目的がなくでも、しらみ退治であっても、作業者の安全を図るためです。
リアルタイムで測定できる電気化学的メーターであるべきでしょう。窓を通してか、一瞥で監視ができます。
そうしたものが果たしてあったのか、門外漢は慎むことも大事です。
当時の最先端HCN検知法について、化学工学の専門家に聞けば、結論は早いかと思われます。