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米赤字放置は世界に打撃
日欧は構造改革をとIMF
【ワシントン5日共同】国際通貨基金(IMF)は5日、半年ごとの「世界金融安定報告」を発表、過去最大規模で推移する米経常赤字問題の解決が先送りされた場合、ドル相場の暴落を引き金にした米経済悪化が「全世界の成長鈍化につながる恐れがある」と警告した。
報告は、こうしたリスクを緩和するには各国が「金融市場の信認を維持するような政策」を実施することが必要だと指摘。米国には貯蓄率向上、日本や欧州には成長加速に向けた構造改革を急ぐよう求めた。中国などアジア各国には為替制度の柔軟化を促した。
報告は、巨額の米経常赤字に象徴される不均衡解消には為替相場の「調整」だけでは効果が出ないとの認識が市場で広まりつつあると説明。米政府が主張するように、日欧が対米輸出への依存を減らし、各国からの投資や輸出の対象となるよう成長を高めることが必要だと強調した。
その上で、米国による適切な政策を通じた赤字削減への取り組みが大幅に遅れる場合には、アジア各国の中央銀行を含めドル投資を減らす動きが広がる可能性があると指摘。「ドル暴落と米金利急騰」による米経済失速は日欧や世界にも波及すると警告した。
http://www.chunichi.co.jp/00/detail/20050405/fls_____detail__055.shtml