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大和証券、7月にインド進出 アジア戦略強化へ
2005年04月04日06時05分
証券大手の大和証券グループ本社は3日、インドに本格進出する方針を明らかにした。7月、現地に駐在員事務所を開設し、現地資本との合弁証券の設立をめざす。大手証券は、97年のアジア経済危機を機にアジア地域の海外拠点は中国など一部地域を除き縮小していた。その後、インド経済が急速に成長し、資金需要も旺盛なことから、進出を検討していた。
インドには欧米の金融機関が30社程度進出しているが、日本の金融機関は出遅れが目立っている。しかし、最近になって、大和以外でも日興コーディアルグループがインド進出に向けた検討に入ったほか、野村証券も1月に専属スタッフを配置してインド研究を本格化するなどインド市場重視の動きが活発化している。
7月に大和が開設する駐在員事務所は、証券取引所があるムンバイに置く。現地スタッフを含めて10人程度を配置する。現地の証券会社や調査会社などと合弁会社設立に向けた交渉を進めており、06年度中に立ち上げたい考えだ。
インドは中国とともに新興経済大国グループ「BRICs」の一角を占める。日系企業の進出も自動車や化学など一部にとどまっているが、現地企業の資金調達意欲は旺盛だ。このため大和は、日本の投資家向けに円建ての「サムライ債」やユーロ円債の発行を手掛けるなどの収益機会が増えると判断した。
インド株に投資する投資信託の人気が国内の個人投資家に広がっていることから、インド株の売買の取り次ぎも強化する方針。将来的には日本企業がかかわる企業合併・買収(M&A)事業も手掛ける。
http://www.asahi.com/business/update/0404/039.html