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米ドルは崩壊の危機に=マレーシア前首相が警告
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1060347/detail
【クアラルンプール30日】「米ドルは崩壊に直面するだろう。ドルが貿易決済通貨としての役割を拒否されれば、世界経済は破局に陥る」―。マレーシアのマハティール前首相(写真)がこんな悲劇的な将来予想を示し警告を発した。
前首相は、1998年のアジア経済危機に際して国際通貨基金(IMF)の指導を無視、代わりに自国通貨リンギを対ドルにペッグ(連動)させる為替制度を導入する手法で通貨危機を乗り切ったことで知られる。
前首相は29日、ボルネオで開かれた企業家らとの会合で講演し持論を展開した。30日付のスター紙によると、前首相は「ドルは若干の価値を保持するだろう。なぜならもしドルが拒否された場合、世界経済が破局に陥ることが懸念されるためだ。(ドルではなく)いまや金本位制が世界貿易の最良の準備通貨だ」と述べた。
また前首相は「破局は一日で到来する。なぜなら世界で最強の国でさえ7兆ドルに達する借金を返済できないからだ」と指摘。その上で「世界中の中央銀行はドル準備を減らしていると思う。マレーシアも他の通貨に(準備の比率を)シフトさせているのではないか。ブッシュ政権が『双子の赤字』を削減に値すると考えていないので、下落しているドルはかつての力を取り戻すとはできない」との見方を示した。
前首相は記者団に対し、これは個人的な見解であると断った上で、「『双子の赤字』を削減する責任ある大統領にかえなければ、米国民はドルで深刻なトラブルに巻き込まれるだろう」と警告した。〔AFP=時事〕
2005年03月30日19時19分