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(回答先: フジ、取引先に株取得を要請 安定株主づくりへ50社に(asahi.com、3.26)【これで報道の中立性が保たれるのか】 投稿者 南青山 日時 2005 年 3 月 28 日 15:00:13)
2005-03-28 10:10:24
資金調達方法の種類
テーマ:Econo Trends
http://kaisetsu.ameblo.jp/entry-c95e074ca57e757b0e842f63a9abf894.html
資金調達方法には、多くの種類が在ることを、ヒョットスルト、日本の大企業のサラリーマン社長は、理解できないでいる、のではないだろうか、そんな思いが最近してきた。
銀行融資、これしか、どうしても理解できないのだろう。証券発行や債券による調達にしても、便宜的な手法で、裏で、銀行が糸を引いていてくれて、系列で処理するものであって、結局、経営者の側から見れば、『取引』銀行とのコネクションしか、目に入らない。担保も、結局、固定資産や『現在の価値』しか銀行は見れないし、それしか日本の銀行は評価する能力がないから、自分で資産も本来の意味の事業欲や事業の才のない、日本のサラリーマン社長にとっては、同じ、サラリーマン頭取の銀行員との、他人の資産で飯を喰う、馴れ合いの担保金融しか、頭に入らないのだろう。
資金調達とは、別に、御願いするものでも、特定の手法に限定されるべきものでも、道徳の介在するものでも、無い。
資金調達とは、財(物理的な財、ソフト、将来への読みから生まれる価値)と貨幣(或いは、流動性のある交換価値の媒体)の、双方向の流れを、一方から見た姿だけだ。
つまり、物の見方である。
債券市場で、資金を調達して、自己資本を増加したとしても、トータルに見ると、債務が膨らむのだから、経営的には、中立、或いは、利子負担の面で、マイナスとも言える。或いは、市場の好意的見方から、会社の評価価値を上げる効果があった、とも言える。資本金自体、物の見方だから、債券市場で資本金を調達することは、不健全な融資を増やすことで、危険を大きくするとも言える。
経営者が、株の持ち合いを『強化』することは、典型的な、資金の流通を閉じ込めることで、特定の経営陣の利益を保全するために、そのようなことを、特定の企業数(50社とか100社など)で、行うことは、非常に不健全だ。罪深いと思う。見方を替えると、例えば、ソニーや関電、東電などの株主が、経済原則から離れて、フジの株を保有し続ける約束をフジ側にするなら、株式自体が資本そのもの、であり、結局、株の持ち合い、系列化が起こることになる。本来の分析は、会計を、『フジTV、ソニー、関電、東電』と一緒に連結して出してみないと、分からなくなる。株の流動性を著しく損なうからである。
(参考)
Law Maniac
March 27, 2005
●上場をおやめになってはいかがでしょうか −「フジ、取引先に株取得を要請」
2005/3/26日付 asahi.com 「フジ、取引先に株取得を要請 安定株主づくりへ50社に」 より
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