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【世界4大都市の書店スケッチ】立ち読みに寛大な店も
人口800万人の都市ニューヨークのマンハッタン・リンカーンセンター店は、午前0時まで明るく電気がともされている。地下1階、地上4階の建物で、建坪だけで1400坪におよぶ売り場に揃えられた本だけで20万冊におよぶ。午後11時30分。
4階のカフェには40人余がテーブルに座り、読書にふけっていた。音楽制作会社を運営する青年事業家ステン・ナイト(23)さんは、午後4時から8時間近くカフェに座って『演説でこの世を買える』(著者:ヒック・モーガン)を読破した。ナイトさんは学生時代から1週間に2回程度はこの書店に座って、気に入った本を選んで読んだと話す。
Barnes & Noble(バーンズ・アンド・ノーブル)は子どもたちにも大人気だ。リンカーンセンター店2階にある「バーンズ・アンド・ノーブルジュニア」のコーナーに3歳の弟を連れてきたルシアーノ・フランシスコ(19)さんは、「ほとんど毎日弟と一緒に来て3時間程度本を読み、遊んで帰る」とし、「本を買わないと嫌な顔をされる他の書店と違い、居心地がいい」と話した。
人口220万人のパリ。多くの若者たちで込み合うレアール地区にある大型書店フナック(Fnac)はティーンエイジャーの読書文化に大きな影響を与えている。有名文学賞「ゴンクール賞」の発表と同じ日、15〜18歳の高校生が選ぶ「高校生ゴンクール賞」(ゴンクール・デ・リセアン)を教育省と共に後援する。
東京の繁華街・新宿に本店を構える紀伊国屋は、平日は8万人、週末や休日には15万人が訪れる日本最大の大型書店だ。最近、本店の裏の建物に、マンガやゲーム攻略本など15万冊、DVD5万点を配置した240坪規模の「フォレスト」をオープンした。
人口1600万人の巨大都市・上海の看板書店「上海宿城」は、100年の歴史を持つ書店・文具通り福州路にある。上海宿城の職員、江利さんは「1か月に平均10回程度作家のサイン会が開かれ、週末ごとに読者対象の講座を開いている」とした。
人口1000万人を突破したソウルの教保(キョボ)文庫・光化門(クァンファムン)店は、作家のサイン会と講演会をほぼ毎週のように開き、図書案内専門のブックマスター制度も導入している。しかし文具や音楽CDの売り場が広過ぎ、化粧品、アクセサリーの店まで入店し、本を探しに来た顧客の立場からは不便になったという指摘もある。
ニューヨーク=金載浩(キム・ジェホ)記者
東京=東京=崔洽(チェ・フプ)記者
パリ=カン・キョンヒ記者
ホーム > 社会 記事入力 : 2005/03/23 18:46
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