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今日の国内市況:株式は反落、債券もみ合い−ドル105円前半中心 (ブルームバーグ)
3月22日(ブルームバーグ):3連休明けの東京株式相場は小幅反落。原油価格の高止まりや、金利上昇懸念を背景に下値不安が強まってきた米国株式相場の動きを警戒した。特に、米国金利の先行きを予測するうえで重要な米連邦公開市場委員会(FOMC)の開催を日本時間今夜に控えていたため、積極的に買い上げる投資家は少なかった。
ホンダや日産自動車、東芝、松下電器産業、東京エレクトロン、信越化学工業など海外景気の影響を受けやすい輸出関連銘柄の一角が下落。大規模増資の実施観測で、1株利益の希薄化懸念が広がったフジテレビジョンのほか、増配観測から前週末に急伸したTBSや日本テレビ放送網、テレビ朝日などの放送株、NTTドコモ、KDDIといった情報・通信株が安い。 一方、あす23日に発表される国内公示地価で、資産デフレからの脱却傾向が確認されるとの期待が根強く、投資家の間で下値を買おうとする動きは継続。保険や銀行、証券などの金融株、不動産、建設、陸運といった内需関連株には上昇する銘柄が見られ、相場全般を下支えした。東証1部の値上がり銘柄数は880と、値下がりの643よりも多かった。
TOPIXの終値は前週末比0.74ポイント(0.1%)安の1202.52。日経平均株価は37円84銭(0.3%)安の1万1841円97銭。東証1部の売買高は概算で17億2207万株。
債券もみ合い
債券相場はもみ合い。前日の米国債券相場が続落したことを受けて朝方は売りが先行した。米株安にもかかわらず国内株価が下げ渋ったことも日中の相場の重しとなった。全体的には22日のFOMCを前に取引手控えムードが広がっていたが、現物債市場では好需給を背景に長期、超長期債がやや堅調となり、相場を支えた。
東京市場の長期国債先物の中心限月6月物は、前週末比11銭安い138円23銭で始まり、いったん138円26銭まで戻すが、直後に売りが増えると138円20銭まで下げた。その後、午後に日経平均株価がプラスに転じると16銭安い138円18銭まで下げたが、取引終了にかけて買いがやや増えると横ばいの138円34銭まで戻した。結局は4銭安い138円30銭で引けた。
現物債市場で新発10年物の268回債利回りは、午前10時45分前後にようやく前週末比0.5bp高い1.425%で取引が成立し、その後は1.43%まで上昇した。しかし、午後に入ると好需給を背景に小口の買いで利回り水準を徐々に切り下げており、2時半すぎには0.5bp低い1.415%に低下。3時前からは横ばいの1.42%で取引された。
ドルは105円前半中心
東京外国為替市場では、ドル・円相場は1ドル=105円台前半でもみ合った。この日開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げのペースに関して、声明文でこれまで用いられてきた「慎重な」の文言が削除される可能性が意識され、ドルが下支えされた。半面、105円台では実需や期末を控えた円買い注文が厚く、ドルの上値も限定的となった。
ドル・円相場は午前の序盤の取引では、一時1ドル=105円50銭までドル高が進んだ海外時間の流れを受け継いでややドル買いが優勢だったが、対ユーロでの円買いや105円半ばからドル高水準での国内勢の円買い需要観測などからドル高も続かず、正午過ぎには105円02銭までドルが売られた。
市場では、米FOMCの内容を見極めたいとの意向が強く、1ドル=105円02銭から105円28銭とわずか26銭の狭いレンジ内での取引が続いた。
[ 2005年3月22日16時12分 ]
http://news.www.infoseek.co.jp/market/story.html?q=22bloomberga3EeLksHQuGk&cat=10