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(回答先: Re: この経営者にしてこの社員ありか 投稿者 南青山 日時 2005 年 3 月 18 日 07:00:40)
2005-03-19 01:42:30
「融資」と「投資」
テーマ:Econo Trends
http://kaisetsu.ameblo.jp/entry-759647793ba49259457f6fef45961e36.html
現在、というか、この数年の金融の動向は、皆さんも、新聞などで御存知だと思いますが、「実物を担保にする融資」から、「プロジェクトを吟味する投資」に移行しています。
これは、日本以外では、勿論、常識でありますが、日本では、BISと不良債権の問題を質にして、竹中氏を中心とするグループが、これを推し進めています。
この過程で、大銀行は、自分の権益を侵されたくない、特に、トップと、それと繋がる経営陣の温存を図りたい、政治家や既存の癒着勢力との関係を温存したい、既存の従業員組合も自己保存を図りたい、との執念から、中小企業融資を切り捨てることにして、強制的な貸し剥がしを行い、日本の中小企業は、完全に潰されました。中小企業が潰れるということは、そこに生きている人々が潰されたのです。そして、その多くが地方でした。この敗者の人々を、私は、身近に見てきましたが、彼らは、二つの点を悔やんでいました。一つは、銀行を信用したこと。二つは、「自分たちの犠牲によって、本当に、日本が良くなるのか」ということです。
失敗の原因は、土地や人的担保などの「実物を担保にする融資」に、銀行も企業も頼ったことです。
これからは、株式の持合を止めて、プロジェクトの良し悪しを基準に、評価する時代へ向かうはずでした。
フジ・サンケイ・グループこそ、新しい世の中を経済で先導するとして、これを主体的に推し進めた、張本人です、よ。
投資は、利子を求めません。また、土地などの担保も、一つの手段に過ぎません。投資の根底は、『将来への読み』です。これは、漫然と読むのではなくて、ビジネスですから、合理的精神と分析力、知力、客観的な情報力という知的な活動分野が重要です。それと、行動の『自由』と『平等』です。
現在、権力がある、資金力が在る、ということは、単なる、ストックであって、駒の一つに過ぎず、多くの手段の一つであって、これらを統合して料理する知力によって、価値は大きく左右されます。投資家は、このデザインに賭けるのです。
フジ・サンケイ・グループも、言葉では、このことを提唱してきたのです。
外資が来て、本当に困る中小企業は、既に、日本では、潰されました。
大企業の『従業員』なんて、比較になりません。
電波の公益性というけれど、既に、通信分野は自由化されています。
これを温存することは、むしろ、政財官の癒着を温存することになります。NHKの例が示しています。
また、テレビの商業主義の弊害こそ、問題視するべきです。
本当に、テレビが必要ですか?
むしろ、マスメデイアによって、全体主義が広まった歴史こそ、直視するべきです。
インターネットによって、情報発信の分散化が生まれようとしています。
この新しい動きを土台にした民主主義の形成に向かうべきです。韓国は、既に、発進しています。
通信のコスト高は、日本において、まだまだ、続いています。
途上国は、日本のODAによって、情報インフラを整備しつつあります。
日本も、速やかに、ウェブからの使者に、全面的にメデイアの主導権を明け渡すべきです。
ODA ウォッチャーズ