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日本人は7時間以下の睡眠が主流 早起き派はインドネシア
「毎朝何時に起きますか?」「1日の睡眠時間は何時間?」──。香港に本部を持つ国際調査会社ACニールセンはこのほど、アジア、欧州、北米の計28カ国・地域で行った「各国睡眠事情」の調査結果(電子版)を発表した。それによると、日本人の睡眠時間は「7時間以下」が全体の81%を占め、対象国・地域中で最も少なかった。また、「起床時間」ではインドネシア人の91%が「午前7時までに起床」と回答するなど、それぞれの生活習慣や社会・文化事情が明らかになっている。(ベリタ通信=都葉郁夫)
今回の調査は2004年9月28日から10月8日にかけ、1万4134人を対象に、面接方式を取ったベトナムを除きインターネットを通じて行われた。調査の対象項目は「起床時間」「就寝時間」「睡眠時間」など。
その結果、日本について特徴的なのが「睡眠時間」で、実に81%が「7時間以下」と回答、これに続くインドネシアと韓国の78%を3ポイントも引き離している。さらに、日本の場合、「5時間以下」が5%、「6時間」が36%に上っており、起きている時間を有効利用しているかどうかは別にして、アジアの他国・地域の人たちと比べ「短時間睡眠」での日常を送っていることが判明した。
これとは対照的なのが南半球の先進国オーストラリアとニュージーランドだ。両国で「8時間以上」の睡眠をとると回答したのは、それぞれ73%、70%に達した。この数字が示すように、シドニーやオークランドなど両国を代表する大都会の繁華街でも金曜日の夜を除き、午後9時、10時にもなると大通りから人影がめっきり少なくなる。
両国とは逆に、アジア地域で「夜更かし度」の高いのは台湾、韓国、香港で、「就寝は午前零時すぎ」と答えたのは、それぞれ69%、68%、66%。日本は60%だった。ちなみに、睡眠時間大国のオーストラリアとニュージーランドでは、「午後11時前に就寝」がそれぞれ57%、55%で、豊かな自然などに恵まれた環境の中で、ゆったりとした日常生活を送っている様子がうかがえる。
アジア地域で「早寝」の1位はベトナムで、回答者の60%が「午後11時前」には既に床に就いている。
一方、調査対象国・地域の特徴を最もよく反映しているのが「早起き度」。国民の87%をイスラム教徒が占め、早朝の祈り(スンバヤン)を義務付けられているインドネシアでは「午前7時前には起床」との回答が91%の高率に達した。しかも、このうち「同6時前起床」が72%で、アラーへの祈りの義務に忠実な姿が浮き彫りとなっている。
これに対し、イスラム教国であるマレーシアでも「午前7時前起床」が61%で、全人口の65%を占める同教徒のほとんどが「早起き」派に含まれるとみられている。
日本では「同7時前起床」が64%で、これは住環境の問題から職場・通学への時間が掛かり、早起きを余儀なくされているなどの事情が反映されている結果とも受け取られている。
ちなみに、アジア地域で「朝寝坊」のトップは台湾で「午前9時以降の起床」が26%と、4人に1人が朝寝を楽しんでいることが分かった。
2005年03月17日00時07分 海外一覧
情報提供:ベリタ通信
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1035658/detail