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携帯電話 韓国メーカーに国際包囲網 中国勢も急成長
グローバル携帯電話製造会社が「CeBIT(セビット)2005年見本市」を機に韓国企業を対象に大反撃を繰り広げている。サムスン、LG、パンテック(Pantech)など、韓国の携帯電話会社は世界の携帯電話市場の25%を掌握している。特に、ここ2〜3年間、カメラ付携帯電話、MP3フォンなど新技術が導入された製品や独特なデザインで世界の携帯電話市場をリードしてきたが、外国企業の激しい追い上げに直面している。
▲韓国の携帯電話、安心は禁物=モートローラ、ソニーエリクソン(Sony Ericsson)、シーメンス(SIEMENS)、パナソニックはセビット見本市に200万画素クラスのカメラ付携帯電話を紹介した。外観はデジタルカメラそっくりなカメラ付携帯電話が幾つも登場した。サムスン電子の700万画素のカメラ付携帯電話には至らないが、写真撮影には無難なクラスだ。
パナソニックは厚さ18ミリ前後におよぶ超薄型の携帯電話「VS3」を展示、観覧客の注目を浴びた。ソニーエリクソンは「ウォークマン」の機能を内蔵したミュージックフォン「W800」を公開した。“モバイルウォークマン”という別名を持つこの製品は200万画素のデジタルカメラの機能も持っている。
ノキア(Nokia)は携帯電話のフォルダーを開けると文字入力用のキーボードが現れる「6822」を、シーメンスは携帯電話の下の部分を90度回転させると文字盤が現れる「SK65」モデルをそれぞれ出品した。モートローラは携帯電話の機能を内蔵した新概念のオートバイヘルメットを紹介した。
李成揆(イ・ソンギュ)パンテック社長は、「きめ細かなデザインはもともと日本が得意とする分野だったが、最近はヨーロッパや米国の企業もデザインに神経を使う傾向にある」と話した。
▲外国企業同士で事業提携が活発=メジャー企業は携帯電話の音楽機能を強化するため、事業提携に乗り出した。モートローラはアップルと提携し、携帯電話で世界最大のデジタル音楽サービス「アイチューン(i-tunes)」を利用する技術を紹介した。
ノキアはマイクロソフトの音楽関連ソルーション機能を採用することにした。ソニーエリクソンはソニーミュージックの音楽サービスを確保している。
高速データ送信が可能な第3.5世代の移動通信技術HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)も国内外の企業間で激しい開発競争が繰り広げられている。サムスン電子に続き、シーメンス、NECなどがセビット見本市でHSDPA技術を披露した。
▲追い上げ激しい中国メーカー=中国の電子メーカー 海爾集団公司(ハイアール社)は今度のセビット見本市のハイライトである情報通信官(26番ホール)に初めて出展した。サムスン電子、ノキア、モトローラと揃って展示館の真ん中に大型ブースを設けた海爾集団公司は大きな画面のマルチメディア携帯電話を数多く展示した。
関係者は「主催側が良い席を用意してくれたのは技術レベルを高く評価している意味」と話した。中国の通信メーカーTCL海爾集団公司の近くにブースを設けた。華為や中国通信など他の中国メーカーは別の展示館で携帯電話を披露した。
しかし、朴文和(パク・ムンファ)LG電子社長は、「韓国の展示館を回りながら新モデルを一つも漏らさず撮影していく中国人が少なくない」とし、「今回は技術流出を懸念し、開発段階の新モデルを発表しないことにした」としている。
今回のセビット見本市には台湾、香港を含む中国系メーカーが1263社も参加、ドイツ(2977社)に続き2位を占めた。韓国の190社よりはるかに多い数だ。
ハノーバー(ドイツ)=キム・ヒソプ記者
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/03/13/20050313000036.html