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<武富士>元久存社長が突然退任、後任に近藤光専務 (毎日新聞)
消費者金融大手の武富士は11日、昨年6月に就任した元久存社長(43)が「一身上の都合」により同日付で退任し、後任に近藤光専務(53)が昇格するトップ人事を発表した。近藤氏は創業者の武井保雄前会長を除けば、初の生え抜き社長。同社は外部から招いた元久氏のもと、武井前会長による盗聴事件で悪化したイメージの回復を急いでいたが、一転して「身内」の社長にバトンタッチすることになった。
同社は、元久氏が退任の意向を示したことを受けて、同日午後3時から臨時取締役会を開催。元久氏の退任と近藤氏の社長就任を決めた。退任の理由について、元久氏から具体的な説明はなかったという。
元久氏はインターネット専業の松井証券の出身で、盗聴事件で低迷する武富士の業績立て直しを任された。大手4社ではアコムとプロミスが大手銀行グループの傘下に入る中、武富士は単独での生き残りを志向。元久氏には「武井色」からの脱皮が期待されたが、9カ月足らずでの交代となった。
近藤氏は75年入社。大阪支社長を務めるなど、西日本の市場開拓の先陣を切ってきた。社内では「武井前会長の側近」とみられていたが、常務時代の01年に自身の都合でいったん退社。武井氏に請われ、03年2月に宣伝・人事担当執行役員として復帰した。
同社をめぐっては、東京国税局が武井氏の長男(元専務)に約1600億円の申告漏れを指摘する問題も発覚しており、近藤氏のかじ取りが注目されそうだ。【竹島一登】
[毎日新聞3月11日]
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/business/loan.html?d=11mainichiF0312m071&cat=2&typ=t