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『国富』2724兆円に減少
03年度国民経済計算
内閣府は十日、日本経済の決算書に相当する二〇〇三年度の国民経済計算(確報)を発表した。国民が保有する土地、建物などの資産から負債を除いた〇三年末時点の「国富」(正味資産)は、前年末比2・6%減の二千七百二十四兆三千億円と六年連続で減少した。ピークの一九九〇年末より22・9%縮小し、土地資産額の下落に歯止めが掛からない状況を裏付けた。
国富の内訳は、土地資産額が5・2%減の千二百九十八兆九千億円。十三年連続のマイナスで、九〇年末のほぼ半分の水準に落ち込んだ。一方、建物や製造機械など有形固定資産は、景気回復に伴い企業の設備投資が堅調だったことなどを反映し、0・4%増の千百五十一兆九千億円と三年ぶりに増加した。
土地資産の含み損は七十五兆六千億円と前年よりわずかに減ったが、十三年続けてのマイナス。株式は、株価の上昇を背景に百八兆二千億円の含み益に転じ、四年ぶりにプラスとなった。
国民経済計算は国の経済活動を体系的に表した統計。資産と負債の規模、政府や企業が一年間に生み出した付加価値の総額などを示し、国の豊かさの比較に使われる。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20050310/eve_____sei_____000.shtml