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政治評論家・森田氏:年末に政局転換へ−郵政法案のリスクは竹中氏 (ブルームバーグ)
3月9日(ブルームバーグ):政治評論家の森田実氏は9日午前、ブルームバーグ・テレビに出演し、小泉純一郎首相が今国会での成立を目指している郵政民営民営化法案の行方と、今後の政局の見通しについて次のように語った。
郵政民営化法案の成立の可能性:「不成立に比べて成立の可能性が極めて高い」「不成立なら小泉首相が解散・総選挙を行う。そうすると自民党政権そのものが危くなる。民主党が第1党になる。自民党を守るには党内は小泉首相に従わざるを得ない」
成立に向けてのリスク:「自民党が一番怒っているの竹中郵政民営化相。恨みに近い感情がある。竹中大臣が大きな失言をしたら郵政民営化は危くなる。小泉首相を攻撃するのは難しいが、竹中大臣は攻撃しやすい。問責決議案などが出てくる。みんな狙い撃ちしようとしている。彼が失敗したら混乱が起きやすい」
国会審議の見通し:「郵政民営化法案を何が何でも通さなければいけないので、会期延長の可能性は相当高いと思う」「衆院で否決なら解散だが、恐らく自民党は衆院は通して参院で勝負するだろう。参院で審議未了、廃案の場合は解散しにくいと思う」
法案内容の妥協点:「小泉首相が提案しているのは民営化、4分社化。自民党には今の郵政公社のままでいいじゃないか、という意見もある」「小泉首相(の考えと)と道路公団のような形だけの(改革の)中間ぐらいで妥協が成立すると思う」
9月の内閣改造の可能性:「中川秀直国会対策委員長の発言はある種のブラフ」「相当荒れた場合には内閣改造は起こり得る。その後の政局運営ができなくなるとまずいので、緩和政策を取ることは十分考えられる」
今後の政局のシナリオ:「小泉首相が何が何でも保険の分社化は実現したい」「それが実現したあと小泉首相の力は急速に衰退する。明確な課題がなくなるからだ。今年末の政局転換に向けて動き出す。小泉さんは弱くなる」
[ 2005年3月9日11時28分 ]
http://news.www.infoseek.co.jp/market/story.html?q=09bloombergaADK4zW4mZck&cat=10