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ライブドア弁護士辞任
「個人的理由で」 審尋延期も
ニッポン放送がフジテレビジョンに対して大量の新株予約権を発行したのは不公正として、東京地裁に発行差し止めの仮処分を求めているライブドアの主任弁護士が辞任していたことが分かった。双方の意見を聞く審尋の第2回は4日午前に開かれる予定だったが、ライブドア側の主任弁護士が辞任した影響で審尋の日程が延期される可能性もあり、法廷闘争の行方に影響を与えそうだ。
辞任した理由についてライブドアは「個人的な理由」(広報)と説明している。
辞任したのは、三井法律事務所の猪木俊宏弁護士。猪木弁護士は証券取引や企業の合併・買収(M&A)、IT(情報技術)関連法規に精通、商法分野に関しては有数の専門家といわれている。ライブドアが仮処分を申請した2月24日から主任弁護士を務め、今月1日に開かれた第1回の審尋でも主任弁護士として出席していた。
後任は不明だが、ライブドアは「弁護団を強化しているので問題はない」と話している。
一方、フジテレビジョンの日枝久会長は3日夜「(その弁護士は)お騒がせしたから責任を取ると発表した、と聞いている」と述べた。
「ライブドアに反対」ニッポン放送社員が声明文
ライブドアのニッポン放送株取得問題で、ニッポン放送の社員一同は3日、ライブドアの経営参画に反対する声明文を発表した。
声明文は2日午後の社員総会で全会一致で賛成された。総会には役員を除く全社員238人中、177人が出席、40人が委任状を提出した。声明は「私たちニッポン放送社員一同はフジサンケイグループに残るという現経営陣の意志に賛同し、ライブドアの経営参画に反対します」との内容。
ライブドアの経営参画に反対する理由として▽同社の堀江貴文社長の発言に「リスナーへの愛情」が感じられない▽ラジオというメディアに参画するというよりは、資本構造を利用したいだけとしか映らない▽責任のある放送や正確な報道について、堀江社長が理解しているとは思えない−などを挙げている。
堀江氏、特派員に「メディア王宣言」
「マードック氏はメディア・コングロマリット(複合企業体)の社長だが、僕たちはメディアとIT、金融のコングロマリットを目指している」
ニッポン放送株の取得を進めているライブドアの堀江貴文社長は3日、東京都内の日本外国特派員協会で講演。「あなたはメディア王のルパート・マードック氏なのか」という質問に対し、放送とインターネットが融合した新時代のメディア王を目指していることを“宣言”した。
講演で堀江氏は「5年、10年はかかるが、インターネットがマスメディアの主役に躍り出るのは間違いない」と指摘。放送局の課題として「新しいメディアをつくってきた人たちを主役にするべきだ。そうしないとナンバーワン・メディアの地位から転がり落ちるだけだ」と強調し、ニッポン放送やフジテレビへの提携呼び掛けを正当化した。
ニッポン放送株問題の先行きについては「最終的にうまくいくシナリオを考えている」と述べるにとどめたが、証券取引法などの見直しが進んでいることの意義に触れ「みんなが公平な機会を得ることで企業買収も増えていくと思う」と付け加えた。
http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20050304/mng_____sya_____008.shtml