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(回答先: 【速報】 堤前会長を逮捕 証取法違反容疑 (東京新聞) 投稿者 愚民党 日時 2005 年 3 月 03 日 11:05:34)
「堤王国」色、薄まる 従業員「もう会社の人ではない」(朝日新聞)
「日本のリゾート王」として君臨した西武グループの総帥、コクド前会長の堤義明容疑者(70)の逮捕に、前会長の往時の栄華を知る人々は、落差に戸惑った。一方、冷静に受け止めるグループ社員も多い。グループ施設などがある各地で、「堤ブランド」離れの思いが加速した。
「すでに会社の人ではない」。3日午前10時過ぎに堤前会長を乗せた白いワゴン車が出て行った後、東京都港区の東京プリンスホテルの従業員はこうもらした。
64年に開業した同ホテルは初の都市型で、「ホテル事業の原点」(西武グループ幹部)。近接地では、堤前会長が「事業の集大成」と位置づける地上31階建ての新棟「パークタワー」の開業が来月11日に迫る。外資系ホテルの進出が相次ぐ中、堤前会長が「外資に負けられない」と約500億円をつぎ込んだ高級ホテルだ。
「ホテルの食器やカーテンの色までこだわりがあった」(西武鉄道元幹部)という堤前会長は、頻繁に建設現場を視察。その際、関連会社従業員は「オーナーに失礼にならないようにと、通路の落ち葉などを掃き清める掃除をしていた」と言う。東京プリンスホテルを利用する際も、従業員は直立不動で迎え、ぴりぴりしたムードが漂った。しかし、逮捕を聞いたあるホテルマンは「タワー開業式のテープカットへの出席はないですね」と冷ややかだった。
10カ所のグループ施設が集中する長野県軽井沢町。軽井沢プリンスホテルでは3日朝、安東謙一・長野総支配人が「お客さんに十分楽しんでもらえるよう全員で頑張りましょう」と従業員に訓示した。
家族がグループのゴルフ場に勤務していたという住民の男性(60)は「悪夢を見ているようだ。ワンマンだっただけに、町にも影響が出なければいいが」と話す。
町内には、グループ創始者で堤前会長の父の故堤康次郎氏の像が立つ。グループ社員が定期的に掃除していたが、コクドはこの日、「やめる可能性を含め検討する」とした。
堤前会長が約50年にわたり、「王様」として心血を注いだリゾート事業。その出発点の一つ、東京・西武新宿駅では、売店に3日正午、堤前会長の逮捕を告げる夕刊紙が並んだ。
堤前会長は56年ごろ、同駅から、自らのアイデアで開業した軽井沢スケートセンターに向かう若者を乗せた「スケートバス」を、毎週末に走らせた。往時のにぎわいは消えている。男性駅員は「我々の方は普段と変わりない」。
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/shakai/20050304/K2005030302730.html