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2月28日(月)-3月4日(金) 更新日:02/25
日経平均株価 11658.25(前週末比 -1.87)
TOPIX 1167.33(前週末比 +0.76)
日米の経済指標を睨んだ動き
今週の見通し
今週の株式市場は日米の経済指標を睨んだ動きとなろうが、週初の鉱工業生産指数が良好な値となるようなら株価は強含んで推移しよう。ただ、決算期末を控えた売り物も予想されるため上値も限定的にとどまりそうだ。物色面では高配当、好業績銘柄が引き続き注目されよう。2005年度の業績を織り込み始める時期に入っており、循環物色の動きとなりそうだ。
先週の動き
先週の東京株式市場は米国株安から下押した後、週末にかけ値を戻す動きとなった。円高進行が懸念されていたところにダウ工業株30種平均(米国)がインフレ懸念から1年9カ月ぶりの下げ幅となり、東京市場も売り優勢の展開となった。しかし、1月の米国消費者物価指数が予想の範囲内となったことから、日米の株価は落ち着きを取り戻し、週末にかけ値を戻す動きとなった。
今週の注目材料
今週の国内経済指標は28日に鉱工業生産指数(1月)、3月1日に勤労者世帯家計調査(1月)などが予定されている。焦点は週初に発表される鉱工業生産指数。良好な値となった1-3月機械受注が裏付けられるか注目度が高い。市場は前月比1.6%程度の上昇を見込んでいる。良好な値となるようなら株価を押し上げよう。一方、米国でも重要な統計が相次いで発表される。1日にISM製造業景気指数(2月)、4日に雇用統計(2月)などが予定されている。
需給動向
需給面では、決算対策売りが懸念されるが、個人投資家を中心に割安株を物色する動きが強まっているほか、外国人の買いも継続して入っているため、需給面が大きく崩れる心配はなさそうだ。
為替見通し
為替市場では、今週の予想レンジを1ドル=104円〜106円と見る向きが多い。先週の円相場は韓国が外貨準備高をドル資産以外にも拡大すると発表したことから円高に振れたものの、その後、韓国中央銀行がドル資産売却を否定したことから再び小康状態となり週末の円相場は1ドル=105円台前半となった。今週の円相場は日米のファンダメンタルズを睨んだ展開となろうが、国内景気の堅調さが示されるようなら円買いの動きが強まりそうだ。
週間タイムテーブル
国内 海外
2月28日(月) 鉱工業生産(1月) (米)シカゴ購買部協会景気指数(2月)
3月1日(火) 勤労者世帯家計調査(1月) (米)ISM製造業景気指数(2月)
3月2日(水) (米)FRB議長議会証言
3月3日(木) (米)ISM非製造業景気指数(2月)
3月4日(金) (米)雇用統計(2月)
モーニングスター 調査分析部
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