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原油高抑制で協調確認へ G7開幕
http://www.sankei.co.jp/news/050416/kei036.htm
先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)が15日午後(日本時間16日午前)、2日間の日程でワシントンで開幕した。世界経済の動向を中心に討議する初日の会議は、世界経済の失速につながるリスク要因に焦点が当たりそうで、高止まりが続く原油価格の抑制策で各国が協調を再確認する。
米国の経常収支と財政収支の「双子の赤字」削減をめぐって米国は、日本や欧州の経済成長が停滞していることが赤字拡大の原因になっていると不満を強めている。米国は財政赤字削減、日欧は構造改革による成長加速という政策協調の枠組みを維持しながらも、各国の主張がぶつかり合う可能性もある。
G7各国は、世界経済が好調を持続しているとみているが、リスク要因への警戒が重要で、特に原油高は省エネや一次エネルギー供給源の多様化が遅れる新興国に深刻な悪影響を与えつつあるとの危機感を持っている。7月の主要国首脳会議(グレンイーグルズ・サミット)につなげるため、G7では原油増産や省エネルギーの促進、原油関連のデータの透明性向上などを通じてエネルギーの需給構造を中長期的に改革する決意を示せるかが課題となる。
為替安定での協調は継続する。G7の特別会合に過去2回続けて招かれた中国の閣僚の参加は見送られたが、米ドルに事実上固定されている人民元に対しては「変動相場制になれば、米国は中国と自由で公正な貿易ができるようになる」(ブッシュ米大統領)と圧力をかける発言も目立っており、為替相場の柔軟性向上が必要であることなどを声明に盛り込む方向だ。
(共同)
(04/16 09:05)