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郵政民営化法案の扱いが紛糾している最大の原因は、
この法案が「郵政民営化」と「3事業解体」という、
全く関係ない2つの要素を無理やり一つのパッケージに
詰め込んだ、抱き合わせ商品であるからだ。
意義があるのは「民営化」の方なんだけど、
主に「解体」の方が紛糾して足を引っ張っている。
だったら、この2つを切り離せばいいと思うんだけど。
なぜか「解体」の方に異常な執着を見せる竹中が、
郵貯、簡保の「全株売却」なんかを、わざわざ「首相裁定」に
持ち込んで、「解体」が入ってないと「骨抜きだ」みたいに
マスコミに報じさせちゃったからな。
それで小泉も引くに引けなくなって、
「法案の骨子は修正しない」なんて棒を飲んだような
ことを言い出して、もうどうしようもない。
せっかく、与謝野、青木、麻生などが
与党と話をまとめようと頑張ってくれてるのに、
小泉がこんな状態じゃ、まとまるものもまとまらない。
彼らがサジを投げたらお終いだぞ。
そりゃ「民営化」それ自体がテーマだったら
そこまでリスクを取ってまで政治的に勝負する意味もあるけど、
竹中の脳内妄想の発露に等しい「解体」なんかで
内閣の命運を賭けたって仕方ないだろうが。
まして、「解体」に固執した故に「民営化」が潰れたら、
それこそ何のための小泉内閣だったんだということになる。
残念ながら、まだ世の中でこの法案が
全く関係ない2つの内容の「抱き合わせ商品」で
あるということが、正しく認識されていない。
しかし、その認識さえ広がってくれば、
膠着状態に陥った法案調整からの脱出口が見えてくる。
なんとか、一人でも多くの人が
その共通認識が持てるように発言を続けていきたい。
http://blog.melma.com/00099352/20050414231801