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http://www.zakzak.co.jp/top/2005_07/t2005072519.html
学歴詐称、薬事法違反、詐欺、医師法違反…。岐阜県恵那市の「次世紀ファーム研究所」で糖尿病の少女(12)が変死したことをきっかけに、同研究所の堀洋八郎代表(62)の疑惑が次々と噴出している。さらに信者女性と混浴し、性行為を強要するなど「SEX教団」疑惑も新たに浮上。トンチンカンな教義やマルチまがいの商法の下に隠された、怪しい正体が透けてきている。
関係者によると、堀代表の活動の中心は健康食品販売会社「万貴」(東京都江戸川区)。堀氏の自著によれば、堀氏は神戸市生田区(現中央区)生まれで、滝川高校を卒業後、中央大に進学したとなっている。
約10年前に堀氏を取材したジャーナリストの段勲氏は、「会社員生活や仏教系の宗教団体を経て、昭和52年に『神の啓示を受けた』と今のような宗教を始めた。というか、商売と宗教という、いわば“経教一致”ですね」と苦笑する。
「口コミで広まり、商品を買った熱心な人が信者になって商品を売ったりする」(段氏)商法だったといい、別の関係者は「紹介者がマージンを取るマルチ商法に近い販売形態」と証言する。
商品の「神秘の力 真光元」は、雑草のヒメガマを特殊加工した健康補助食品。加えて「葛西(堀氏の自宅)を通らないと商品にならない」(元信者)とされ、堀氏の霊的パワーが込められているという。
同社発行の冊子「『光合堀菌』で安心して住める美しい地球をつくる」(定価525円)には、「光合堀菌」という「自然界に存在しない不思議な菌」が登場。「堀氏の18年の研究の末、この世に生み出されました」と説明している。
「真光元」のヒメガマが、人の体液や大便に触れて初めて「光合堀菌」が発生。菌を含んだアカ、大小便が下水に流れ、川や海に流れて蒸発。雨になって地上に降り「ありとあらゆる物に満ち、酸化物、老廃物、毒物を解毒分解する」「光合堀菌なくして地球浄化あらず」と、トンデモ理論を展開する。
その値段たるや5000円から8万円と高価。ヒメガマが細かくなるほど高価になるようだ。
冊子は「がん細胞抑制」「健康になる」と明記し、基本的には「食用」「飲用」「お風呂に入れる」。金魚、ペット、盆栽の滋養強壮にも可。貴金属、革製品の手入れや車のワックス代わりにもなると、深夜のテレビショッピングもびっくりの万能ぶりだが、真偽はまったく不明だ。
一方で、約10年前、セクハラ被害を訴える独身女性を取材した段さんによれば、堀代表は研修という名の宿泊旅行をし、複数の女性参加者と混浴。風呂では女性を呼び、ひざの上に乗せて「ここが悪い」などと体を触りまくったというのだ。
また、「被害を訴えた女性が『SEXを強要された』として訴訟沙汰(さた)にもなった」とも。段さんがその後、堀氏を直撃したところ、「混浴については、『本人が認めているのに何が悪いか』と反論してきた。SEX強要については否定した」。
段さんは「まあ、こういう宗教によくある、ああ言えばこう言う、弁の立つ人だった」と話す。しかし、市役所や保健所、警察といった関係機関の“包囲網”は狭まりつつあり、堀代表ががけっぷちに追い込まれているのは確かなようだ。
ZAKZAK 2005/07/25