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(回答先: 貴重情報、感謝! 実態がよくわかりました。 投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2005 年 7 月 11 日 06:35:20)
紹介した創価大学の就職先リストは、「週刊ダイヤモンド」2004年8月7日号の『特集 創価学会の経済力』の中の表の一つです。
≪創価学会では選挙を「法戦」と呼ぶ。学会にとって選挙は、敵対する人物や団体=仏敵を打倒するための戦いという意味だ。仏敵を倒して信者を増やす折伏(布教)と、公明党支持の票を増やすことは、同じ功徳をもたらすと考えられているのだ≫
これは同特集の「プロローグ」の冒頭記事です。こういう選挙資金はどこから出ているのかというと…。
≪1995年11月7日に開かれた「宗教法人に関する特別委員会」。当時、創価学会の資産や税金問題を追及していた自民党の熊代昭彦衆院議員が質問に立った。
「最大の宗教団体であります創価学会さんは10兆円の資産と毎年2000億円ないし3000億円の特別財務、それがすべて無税扱いである。そして、それを元手にする収益事業が実質20%弱の軽減税率……」≫
これは同じく同特集「巨大宗教法人の財務力」からです。
現在の自民党は創価学会票なしでは下野するしかないような惨状ですが、1995年当時は、創価学会が公明党一党支持の選挙方針を転換したばかりで、新党の新進党の勢力を伸ばそうとしていた時であり、危機感を抱いた自民党がこの問題を追及したのも当たり前でした。
普通に考えても、宗教団体の無課税の収入が、選挙資金として使われるなどおかしな話です。
しかし、今の日本はそういう常識すら通用しない無法(法律も仏法も無い)地帯となっています。
この「週刊ダイヤモンド」の『特集 創価学会の経済力』を政治評論家で、反小泉内閣の急先鋒の一人である森田実氏が次のように書いています。
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森田実の時代を斬る
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C0785.HTML
2004.8.10
Q君への手紙(PART3[20])
『週刊ダイヤモンド』(8月7日号)の特集「創価学会の経済力」を読みましたか?
「人生の道半ばで、正道を踏みはずした私が目を覚ましたときは暗い森の中にいた」(ダンテ『神曲』)
Q君。「日本中が小泉構造改革に浮かれている間に、創価学会(公明党)が日本の政治の実権を握ってしまった」――これは私宛の読者からのEメールの一節です。
日本の政治は、本来なすべき課題を果たさないまま「正道を踏みはずし」、気がついたときは創価学会(公明党)が支配する「暗い森」の中に入ってしまっていた、と言って過言ではないと思います。
創価学会員にもいろいろな人がいます。大多数は善意の人だと思います。しかし、宗教団体が政権を左右するのは困ります。やめてもらわなければなりません。政教分離は絶対に守るべき鉄則です。
Q君。君のことだから『週刊ダイヤモンド』(8月7日号)の特集「創価学会の経済力」は読まれたことと思います。もし読んでいなければぜひ読んでください。今はもう書店に並んでいないと思いますが、図書館にはあるはずです。私はこれを発売日の8月2日(月)に買って読みました。
小泉・竹中破壊的改革の結果、日本経済は衰退の一途をたどっています。儲けているのは一部大企業だけです。「景気は回復した」などとはしゃいでいるのは、小泉内閣と一部の大儲けしている大企業と大マスコミだけです。地方経済は依然として暗闇の中です。こんな中でますます強大化し、影響力を拡大しているのが創価学会(公明党)です。
Q君。日本歯科医師連盟のヤミ献金事件で橋本派は壊滅状態に陥りました。佐藤栄作首相―田中角栄首相―竹下登首相―橋本龍太郎首相―小渕恵三首相と数々の内閣総理大臣を生み出し、長年にわたって政権の中枢を占めつづけた橋本派は事実上崩壊しました。何事も「始めあるものは終わりあり」です。もちろん、すぐれたリーダーが出てくれば再生できます。私は藤井孝男元運輸相を会長に選出すれば、少しはよくなると思います。青木参院会長にまかせたら本当に崩壊してしまうでしょう。
Q君。橋本派はすでに3年前(2001年)の4月に小泉政権が発足したときに政権の中枢部から外れました。その空白を埋めたのが公明党(創価学会)です。少しずつ中心に向かって歩を進め、ついに政権の中枢を握りました。自民党は「自公党」になったのです。小泉政権は公明党に追随しています。
Q君。小泉首相は、ついに創価学会という怪物を政権の中心に据え、その上に乗って演技する存在になってしまったのです。不可解な政治権力の二重構造をつくってしまったのです。われわれ日本国民は、気がついたら創価学会(公明党)中心の小泉政権のもとに置かれてしまったのです。
『週刊ダイヤモンド』特集記事のなかで創価学会元教学部長の原島嵩氏はこう言っています――「創価学会は、政治団体や営利団体に近い。宗教団体として見れば、すでに崩壊している。学会員は一票獲得すれば一人折伏(布教)したことになるが、これは宗教団体が信者の信仰を利用して別の団体に成り下がってしまっていることを如実に表している」(『週刊ダイヤモンド』8月7日号、p.31)。
原島氏は創価学会は巨大な政治団体だと言っているのです。これが小泉政権の中心にいるのです。もはや自民党はどうすることもできないほど弱くなっているのです。自民党はどうするのか、結論を出すべき時が近づいています。自立した政党に戻るか、それとも創価学会の上に乗る「自公党」として生きるか ――これを決めなければならない時です。それとも、このままズルズルと公明党・創価学会に引きずられてゆくのでしょうか。
Q君。今日の日本の政治を見る上で、創価学会を研究することは必要です。創価学会という怪物にどのような態度をとるか――国民一人一人が問われているのです。『週刊ダイヤモンド』編集部が創価学会を真正面から取り上げた勇気に敬意を表したいと思います。
二重権力は拒否しなければなりません。多数派ではない、国民の一部の人々から支持されているだけの政治勢力に政治権力を壟断されることは拒否しなければなりません。ではまた。
-------------------(引用終わり)---------------------------------------------
藤原肇氏は次のように書いています。
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一党独裁の破綻で五五年体制や八五年体制が遺物になり、特に中曽根政権が構築した狂乱の八五年体制が自爆したが、繋ぎ役に誕生した細川政権も小沢に繰られていて、ソフトなファシスト革命に結びつく危険性を残していた。それは暴力団と国家主義の連合体を中核にし、狂信的な宗教団体に操られた維新勢力による、国家権力の乗っ取りを予想させたからである。「恥の文化」とルース・ベネディクトが呼んだ日本は、現在ではあきれ返るほどの「恥知らず」な国になり、税金を払わない宗教法人が金力で、政治を密室から操る男を通じて動かそうとしている。
野党が無力化すれば専制支配は簡単だが、日本の運命を不吉な方向に導かないようにするために、一億の日本人が力を合わせ民主主義を護り抜かねばならない。(『日本が本当に危ない』藤原肇著より)
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