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オウム真理教元信者らによる職業安定法違反事件で、警視庁公安部は16日午前、逮捕状が出ていた東京都世田谷区南烏山、教団最高幹部杉浦茂容疑者(46)ら幹部信者3人を、同法違反(労働者供給事業の禁止)の容疑で逮捕、逮捕されていた葛飾区高砂、元幹部信者秋山登容疑者(32)ら4人を同容疑で再逮捕した。
公安部では、教団が2001年から3年以上にわたり、教団運営資金の1〜2割にあたる数億円の資金を違法に得ていたとみて、資金の流れを調べる。一時は最大約50人の信者を民間会社に派遣していたという。
新たに逮捕されたのは、杉浦容疑者のほかに、台東区北上野、幹部信者坂口剛(49)、足立区保木間、同上田竜也(40)の両容疑者。
調べによると、杉浦容疑者らは2002年7月〜今年1月、無許可で、教団のパソコンソフト部門に所属する信者計9人を、横浜市内などのパソコン関連会社計8社に派遣し、働かせた疑い。
公安部によると、杉浦容疑者は教団を運営する5人の「正悟師」の1人で、教団のパソコンソフト部門の最高責任者。坂口容疑者は教団関連のパソコンソフト会社の代表を務め、上田容疑者は教団の経理を担当していた。
(2005年6月16日13時53分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20050616i304.htm