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(回答先: Re: ユダヤ教に関する古い文献持っています。英語なので翻訳するのに時間要。 投稿者 Ama 日時 2005 年 5 月 21 日 04:58:34)
こう言う問題にもマックス・ウェーバーの「古代ユダヤ教」って参考になるんでしょうか(未読)?
以下のネタ元はRPGの女神転生シリーズ。ツァバト、エロヒムなどの呼び方は複数形らしい。女神転生はオカルトや宗教のお手軽な勉強になります。あくまでも「お手軽」なので、当然現代のユダヤ人が神についてどう受け止めているかと言う問題には迫っていません。
エロヒム 《Elohim》 出身地:イスラエル
古代ユダヤの太陽神。普通は神と訳される。また、Y.H.V.H.の別名としても用いられた。カバラの神秘学体系の生命の樹においては、10のセフィロトのひとつ、イェホヴァーが司る理解(ビナー)に対して、知恵(コクマー)を司る者として位置づけられる。また、より古代では、イェホヴァーの慈悲(ケセド)に対して、正義(ゲブラー)に結びつけられた。
エロヒムの名は、太陽のセフィロトであるイェソドの女神エローアに対する男性名詞の複数形であることから、「神々」という意味が原形ではないかとも思われる。こうした解釈の上からは『聖書』が別の形で読み取れる。『聖書』には「始めにエロヒムが天と地を造りたまえり」とあるからだ。「神々」ととると、唯一神がひとりで創造したのではないことになる。また、『聖書』には「エロヒムはアダムを造った」と書かれ、さらに「その後イェホヴァー・エロヒムはアダムを形造った」とあるので、エロヒムが霊的に創造し、イェホヴァー・エロヒムが肉体を造って霊と結合させたのがわかる。こうしてみると、カバラのセフィロトの樹の頂上の「在って在るもの」から発した創造の光が、エロヒムの段階でデザインされ、イェホヴァーの段階で物質化されたのが分かる。
エロヒムはまた、エル・エロヒムとも呼ばれることがあるが、「エル」もまた「神」という意味である。エロイム・エッサイムなど、召喚魔術でもこの神の加護を得る呪文がみられる。
シャダイ 《Shaddai》 出身地:イスラエル
生命の樹のセフィロトのひとつ、イェソドは霊と肉の結合の神秘を司っている。その力は月と関係する。実際地球上の生命はすべて宇宙電磁波の影響によってその生成のサイクルを形作っており、月は電磁波の嵐である太陽風を遮ることによって生命に多大な影響を与えている。生命においての電磁波の影響は、肉体に直接なされるのではなく、霊体、あるいは霊と肉体をつなぎ合わせているものに影響を与えるようである。
また、シャダイはシャダイ・エル・カイイム、あるいはエル・ハイ・シャダイと言われ、生命の最高の王として、イェソドの支配者とされている。
ツァバト 《Zabaot》 出身地:イスラエル
「万軍の主」と意訳される。やはり神名であり、厳密にいうと「万軍」であるため、複数であり森羅万象に浸透した神の光であろうと解釈できる。通常は主を称える言葉として使われる。
ツァバトの力は、「力の儀式」と呼ばれる魔術によって呼び出される。13人の神官で手をつなぎ、回転しながら踊り、祈祷することでツァバトの神の力を得るという。すなわち自然に浸透するエーテル体のパワーの神格化がツァバトであるといえる。