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以下、http://toshiaki.exblog.jp/m2005-05-01/#1926641 より
特報!・創価学会かたり融資詐欺事件の真相
さて、今回、書こうと思っていた原稿のタイトルは「血税寄生虫検事長・加納駿亮の芦屋大一等地における調活マンション購入ギワクを追う」だったのですが、例の「創価学会かたり融資詐欺事件」の大ニュースが入ってきましたので、急遽、予定を変更し、この事件の「真相」(=真実)を書くことにします。
ということですので、「加納の調活マンション購入ギワク」は、また、日を改めてアップしたいと思いますので、楽しみにしていた超ヒマな皆さん、ゴメンナサイ(笑)。
さて、このGWのお休み気分も覚めやらぬ、連休明けの5月9日付けの朝日、読売の朝刊(ちなみに、私の住んでいるのは首都圏の13版地域ですので、最終版の14版ではないので、念のため)が、いわば「相討ち」の形で、社会面トップという特ダネの形で、この「創価学会かたり融資詐欺事件」について、報じています(#ってことは、朝、毎、読の全国紙3紙のうちでは、毎日の特オチってことか。いや、それとも、関連会社が聖教新聞と公明新聞をシコタマ刷っているんで、イケダモン大先生に配慮して、知っとったんだけど、ワザとネグッたんかいな?)
で、朝日、読売がスッパ抜いた9日の午前中に、警視庁が記者クラブで発表したやうなので、同日の夕刊にはやっと毎日新聞も後追いの形で書いていますが、これら3紙(9日付け朝刊〜10日付け朝刊)によりますと、事件の概要は次の通りです。
<創価学会の迎賓館を建設するなどの架空話を持ちかけ、その土地購入代金として、みずほ銀行から、億単位の巨額融資をだまし取ったとして、警視庁捜査2課と府中署は、(5月)8日までに創価大元教授の養子で、健康食品販売業、川村克彦容疑者(53)ら7人を詐欺などの容疑で逮捕した。
調べによると、川村容疑者らは03年12月ごろ、みずほ銀行国分寺支店長らに、国立市内に創価学会が迎賓館を建設するという架空話を持ちかけ、「創価学会本部の意向による事業。迎賓館を運営する自然販売会社が土地を取得するので、融資して欲しい」などとうそを言い、融資金1億4000万円をだまし取った疑い。
また、川村容疑者らは、八王子市内に創価大学の学生寮を建設するという架空話で02年7〜9月ころ、同支店から約10億円を詐取した疑いが持たれている。このときは、寮建設をするという創価大との覚書を偽造したという。
事件発覚の端著は、容疑事実となった国立市内の約500平方メートルの売買登記をした際、偽造の収入印紙を使用していたためで、警視庁は印紙犯罪処罰法違反容疑でも追及する。偽造収入印紙はいずれも額面10万円で、創価学会の迎賓館建設名目と、創価大学の学生寮建設名目で、計約400枚、約4000万円にも上っていることがわかり、入手ルートを捜査している。
川村容疑者は犯行当時、学会員で、同支店に対し、「池田大作名誉会長の秘書」を名乗って信用させていた。調べに対し、逮捕された7人のうち5人は容疑を認めているが、それ以外の川村容疑者は「銀行をだましたつもりはない」と、容疑を否認している。>
さあさあ、「創価学会」に「創価大学」はいいにしても、ぬあんと、「イケダモン大先生」の名前まで登場して、非常にオモロイ事件だなーというのが、私の第一印象です。
前にも本サイトで書いたかもしれませんが、去年秋のNTTドコモ不正アクセス事件摘発により、乙骨正生氏&福原由紀子さんの被害が立件されたことで、新聞社系週刊誌はともかく、週刊新潮以外の出版社系週刊誌も、例の「芸能人ネタ」のブレイクもあって、今年は“休業”して、毒にも薬にもならないようなどうでもいいネタを書き飛ばして、カネ儲けに邁進しようかと思っていたのですが(笑)、信濃町最中枢筋からの超ディープ極秘情報を、またまた、握ってしまいました。
まあ、「学会おたく」といったおちゃらけた表現もいいですが、ここは「創価学会・公明党=池田大作問題」における日本の第一人者は「私」であるという、「一人のフリーランスジャーナリスト」の意地とプライドに賭け、新聞社や週刊誌の記者が束になっても、まず、ウラが取れないであろう「ザ・スクープ」、すなわち、今度の事件における「真実」をこれから書き記します。
では、わかりやすく記すため、今回は、私の情報源である、信濃町最中枢にいるX氏の証言という形でまとめます。
・川村克彦の旧姓は鈴木で、創価大学の1期生。養子縁組の「母親」となった元創価大教授は、マルPと親密な関係にあったという話が出ている。そういう創立者の「威光」をバックに母親は女王様気取りで、大学内でも顰蹙を買っていた。その息子である川村克彦が「名誉会長の秘書」とかたっていたそうだが、母親からマルPのことをいろいろと聞いているはずだから、そこから犯行のヒントが得られたとしても、不思議ではない。
・もちろん、今回の事件では、内部では厳重な箝口令が敷かれている。信濃町は「逃げ」の一手しか考えていないが、逮捕された川村が迎賓館建設について、「学会本部の意向による事業で、融資をだまし取るつもりはなかった」と供述しているようだが、それは本当だ。彼はウソをついていない。本部も大学も銀行も承知済み。グルだ(笑)。ただ、偽造印紙を使ったためにバレただけ。マル秘の買いつけ証明書もある。今回も成功したかのように見えたが、偽造印紙で失敗した。登記の段階で(多額の収入印紙代の)カネの都合がつかず、大幹部に相談してから犯行に及んだものだ。バレた以上、トカゲのシッポ切りにするしかない。もちろん、最後は川村にすべて濡れ衣を着せて、あとは知らんプリだろう(笑)。
舞台は「創価大学」、「上からの指示、決裁による、組織的犯行」というと、去年秋にブレイクしたNTTドコモ不正アクセス事件とまったくもってウリ二つですが(笑)、それはともかく、X氏の話を先に進めます。
・川村の役割は、例えるなら、自治体の土地開発公社みたいなものだ。土地開発公社は、当該自治体の意向を受け、開発用の土地を先行取得するが、川村も内部においては、そういう存在だと思ってもらえれば、わかりやすいだろう。川村が取得した土地を、
最終的には、信濃町なり、八王子が高値で買い取る結果、その差額の多額のコミッションが川村らの手元に転がり込むわけだ。もちろん、最終的にはマルPの決裁を取る。要するに学会内にも、出世から外れた人間や不満分子がいくらでもいる。そいつらをだまらせ、余計なことを外部にチクらせないため、学会関連施設や大学関連施設建設名目で、土地を買い取らせ、アメ玉を与えるというわけだ。
今回の大手3紙の記事の中で、私がいちばんピンと来たのが、9日付け読売新聞朝刊で、記事の前文の最後のところで、わずかに1行だけ、「大手都銀が巨額の融資金を詐取された今回の事件は、金融機関の融資審査の在り方にも一石を投じることになりそうだ」と、サラッと書いていた点です。
で、ここにある「金融機関の融資審査の在り方」について、そのバックグランドを説明すると、こうです。
・学会と銀行が結託した奇妙な不動産売買は日常化している。広布基金や寄付金の預金をしてもらう見返りに、学会本部というより、マルPのお墨付きがあれば、ズサンな審査でも融資が下りてくるのが実情。本件においても、逮捕された連中は、印紙の偽造以外はあまり罪の意識はなかったと思う。迎賓館や学生寮建設の計画は前からあり、大学側はウソをついている。不動産事業の落とし穴は、土地の購入価格が巨額なれば、それだけ収入印紙の金額も膨れ上がることだ。そうなると、川村らには払えないため、印紙偽造に手を出したと考えるのが妥当ではないだろうか。
イケダモン大先生と「巨額資金」、そして、そこから来る旧三菱銀行をはじめとする、大手都市銀行との「腐れ縁のカンケイ」ということを論じたら、これまたキリがないので、大センセイの号令のもと、第3代会長就任5周年を記念して、1965年に正本堂建立の名目で、表向きの数字で355億円(もっとも、その後、大センセイは「あの発表のほかに100億はあった」とペロッと口を滑らせており、実際に集まった金額は450億円前後だったとされ、これは現在の金銭価値に換算すると、4000億―5000億円になる)だったわけですが、この「超多額の現ナマ」の預金を獲得しようと、大手都市銀の首脳クラスが、大センセイのところに頭を下げにきていた、というエピソ
ードを記しておくだけにとどめます。
そうなってくると、逮捕されたこの川村克彦が、見事に融資をゲットしたみずほ銀行の国分寺支店で、「池田大作名誉会長の秘書」をかたっていた理由が、ヒジョーによくわかりますよね(笑)。
それともう一つ、こうした学会関連施設の建設に絡む用地取得が、「池田大作案件」であるという根拠をいくつか例示しておきますと、この正本堂建立名目で、莫大な現ナマを手にすることとなったイケダモン大先生が、昭和40年代前半から、信濃町の学会本部周辺の土地漁りに乗り出しますが、そうしたことに関する細々した指示が、「社長会全記録」には出ています。
<◎博文の裏の教会との交渉。
土地が買えれば、それで良いが、最終的には相手に言い分も聞いて、土地は相手の物でえ、建物の3階とかは相手のもの、入口が別ならその方が得だろう。20年も建てば情勢は変わるよ。>
それと、大センセイの直接指示による用地買収といえば、これは学会おたくであれば、誰しもピンと来ますが、静岡県富士宮市の日蓮正宗総本山・大石寺周辺の土地の買い占めモンダイでしょう。
これまた、大センセイが正本堂建立名目で、手にした莫大なキャッシュで用地を買収し、墓苑開発へと進めていくのですが、その際、約60万坪の農地を不正取得(農地法上の手続きをしていなかったり、農業従事者以外の所有を禁止されている土地を取得)していたことが発覚しました。
そのため、地元住民が1973年、イケダモン大先生を刑事告発したため、大センセイは自らの右腕だった顧問弁護士の山崎正友を現地に派遣し、このスキャンダルのもみ消しを図るわけです。
地元の富士宮市議会では、この用地不正買収ギワクを巡り、100条委員会が設置され、追及を受けるわけですが、こうした追及に動いた市議や反対派住民の脅迫に利用したのが、地元に拠点を置く山口組系暴力団・後藤組(後藤忠政組長)だったのです。 つまり、後藤組と信濃町(=イケダモン大先生)のただならぬカンケイは、ここに端を発しているわけで、大センセイと土地取得とは、まあ、言ってみれば、「切っても切れない深い仲」というわけなのです(笑)。
さらに、X氏の証言を続けます。
・警視庁が今回、ヤル気になったのは、藤井富雄が引退表明したからだと、都議会公明党筋から聞いた。ずうーっと都議会の警察消防委員会に居座り、マルPの意向をバックに、警視庁に睨みを効かせていたのだが、完全引退を前に、その重しがいよいよ取れたということだろう。
蛇足ながら付け加えますと、今夏の都議選に際し、「藤井富雄の引退表明」の速報がインターネット上で第一報が流れたのが、去年の8月20日のことです。
その3日前の8月17日付け聖教新聞には、八王子を中心とする東京西部のエリアを管轄する「第2総東京」のトップである「総主事」に、第一庶務室長の長谷川重夫を充てる、一連の「8月人事」を大センセイが出されております。
ちょうど、この「昨年8月中旬」とは、例のNTTドコモ事件の、東京地検による再捜査が動きはじめた時期ともピタリと符合します(笑)。 で、この「藤井富雄引退速報」を知った知人の学会おたくが私に一報を入れてきて、「どうしてですか?」と怪訝そうに質問をしてきたのですが、私には、別にフシギでも何でもありませんでした。
警視庁の予算議決権を握る東京都議会を足掛かりに、藤井富雄がいかにして、同庁への影響力を強めていったかは、ヒマな人は、拙著『シンジケートとしての創価学会=公明党』の「第四章 『清掃利権』といえば、公明党」の項を参照してください。 んで、藤井富雄引退の理由として、表向きは「80歳」という高齢(1924年8月17日生まれ)もありますが、その本当の理由は、魚住昭氏が講談社から出した「野中広務本」で、例の後藤忠政組長との密会ビデオの件を書かれたからです。
私は、その魚住氏の本が刊行された後、藤井が引退表明をする直前までの間に、ある内部の筋から、次のような話を掴んでいます。
「密会ビデオの件で、野中広務本であれだけ大々的に書かれたことで、藤井富雄は池田先生の顔にドロを塗った。たぶん、今回で議員は引退だろう」
まあ、この話を既にキャッチしていたので、別に去年の8月に、表面的には唐突に「藤井富雄引退」のニュースが流れても、私は全く驚くどころか、「あー、やっぱり」と思いました。
ここで、藤井富雄と後藤忠政組長の関係が出てきたついでですので、最近、野村秋介著の「汚れた顔の天使たち」(二十一世紀書院)で、「池田大作VS後藤忠政」というタイトルで、かなり興味深いことを書き記しているのを発見しましたので、そのことに少し触れておきます。
野村秋介が、後藤忠政の実兄・後藤守孝と出会ったのは、1977年の経団連焼き討ち事件で、野村が懲役6年の実刑を受けて、府中刑務所に服役していたときのことです(今度の偽造印紙利用がバレたのが、東京法務局府中支局ですので、妙な因縁を私は感じます)。
その縁で、野村秋介も出所後に、後藤忠政組長を知ることになるのですが、野村は彼のことを、こう評しています。
<後藤忠政という人は、年は若いし、獰猛な性格だといわれてますけど、頭はかなり鋭利で、感受性も豊かだね。若い衆に対しても、ものすごく厳しい反面、人には考えられないくらいの情を持っています。>
じつは、野村には娘がいて、刑務所に服役中に娘さんが創価学会に入信していたというのです。
野村にしてみると、そもそも創価学会自体は評価しないけれども、でも、娘がその信仰によって大きな人生の蹉跌を体験しないで来れたことについては、感謝すらしている、と書き綴っています。
そういう状況で、例の富士宮市の用地取得の問題で、池田大作と後藤忠政組長がぶつかっているという話を野村が聞き、直接、本人に会って事情を聞いたというのです。
それによれば、池田大作が山崎正友を通じ、後藤忠政に反対派潰しを依頼してきたが、後藤忠政も当時は32、3の非常に若い時期だから、大したことのない金額をもらっても、「これはありがたいな。この人たちのために一生懸命尽くさなきゃいけない」と、単純にそう考えていたというのです。
ところが、例の「第1次宗創戦争」(=52年路線)で、山崎正友が池田大作に反旗を翻すと、後藤忠政組長も嫌われるというパターンが生まれてきた。後藤組長にしてみれば、要は、創価学会というより、池田大作のために尽くしてる。
そこで、後藤組長が神奈川県の本部長をしていた伏木という人物を通じて、面会を求めるのですが、池田大作は逃げを打つ。
逃げるだけならまだいいが、後藤組長が内容証明郵便を送った後、警察を使って、後藤組の壊滅に乗り出す。片っ端から後藤組の組員を捕まえていって、42人を刑務所にブチ込んだ。それで、後藤忠政組長が激怒し、野村秋介との会談になったわけです。
ちなみに、後藤組長が池田大作宛に送った内容証明郵便には、こう書いてあったといいます。
<自分たちは決してあなたがたに刃を向けようとしているんではないんだ。いままでわれわれがやってきた事実を、虫ケラを踏みつぶすような形で抹殺するようなことはしないでいただきたい。仮にもあなたがたは宗教人だし、私も任侠人としての看板をあげているから信義は守ってもらいたい。>
で、このときの後藤組長との会談をもとに、野村秋介は巨大宗教法人の金まみれの実態について、その本の中で、こう喝破しています。
<税金のかからない仕事に現代の悪党どもが集まる仕組みになってますね。たとえば政治資金しかり、宗教法人しかり……。ということは、まっとうなことをしていないという意味ですよね。
だいたいの人が税金を払っているわけだ。ヤクザだって、金で払わなくたって長く刑務所に行って体で税金払ってますからね(笑)>
こうした状況を踏まえたうえで、野村秋介はこの「汚れた顔の天使たち」という本の中で、「創価学会名誉会長・池田大作氏へ――著者からの書状」として、次のように書いています。
<池田大作よ、もうこれ以上、信者を欺くのはやめたらどうだ。貴君はこれまでも、一連の女性問題のスキャンダルに対して、常に法難と称して詭弁を弄してきた。だが、そんなことはどうでもいい。貴君が学会内部でどんなご乱行を重ねようと、お手付女を幹部にお下げ渡そうと私の知ったことではない。どうせ貴君は地獄にいくことになるのだろうから、シャバでの少々の贅沢にも目をつぶるとしよう。どうぞ、ご勝手に、とい
うところだ。
だが、社会に対する背信行為に対しては、断じて見逃すことはできない。ヤクザから撃ち込まれた銃弾は法難ではなくて、天罰であることを知るべきだ。いま君にきわめて研ぎ澄まされた牙が向けられていることを、腹をすえて覚えておきたまえ。>
ここで私の感想を付け加えておきますと、私と野村秋介との思想的立場はかなり異なりますが、その生き方というか、「任侠道を貫く」という点では、ピタリと一致します。
個人的な事情を書いてしまって恐縮ですが、最近、私はある人に「一緒に時代を変えてていきませんか」というメッセージを送りました。
しかし、じつは、そこに至る前段のプロセスが存在して、そこには「自分一人でも時代を引っ繰り返してやる」という自負というか、思い上がりが私にはあります。つまり、そういうことこそが「任侠」だと私は思っているのです(その人は、この原稿を読んで、何と思うかな)。
その意味では、野村秋介も、問題の核心がどこにあるかを、ちゃんと見極めていたと
いうわけです。
つまり、今度の警視庁が摘発した事件の本質にあるものとは、「宗教法人は原則非課税」という聖域がいかに、そこにいる人間たちを腐らせているか、ということでしょう。
というのは、宗教法人については、その活動が「宗教活動」であると認められる限り、法人税、固定資産税を1円たりとも払う必要がありません。そこに、一般の企業ではありえない「巨大資産の形成」が可能となるのです。
今度の逮捕をきっかけに、来週くらいから週刊新潮をはじめ、各週刊誌の続報もゾロゾロと出てくると思いますが、そういった事件の核心部分にも目を据えた、シャープな特ダネ記事を期待したいと思います(笑)。