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創価学会かたり融資名目で12億?詐取
容疑で7人逮捕
「創価学会が迎賓館を建設する」と偽り、みずほ銀行から融資金約一億四千万円をだまし取ったとして、警視庁捜査二課と府中署などは九日、偽造有印公文書行使と詐欺の疑いで、自称健康食品販売業川村克彦容疑者(53)=東京都国立市中一=ら七人を逮捕したと発表した。
同課は川村容疑者らが二〇〇二年と〇三年にも「創価大学が学生用アパートを借り上げる」とうそを言い用地取得名目で融資などを受け計約十二億円をだまし取ったとみている。同容疑者は容疑を否認しているという。
調べでは川村容疑者らは〇三年十一月、実体のない食品販売会社が創価学会と取引があるようにみせ、偽造した確定申告書などをみずほ銀行国分寺支店に提示。「迎賓館建設は学会本部の意向」と持ちかけ、同社を受け皿に国立市内の用地取得名目で融資金約一億四千万円をだまし取った疑い。
さらに、川村容疑者の親族が建てたアパートを創価大が学生用に借り上げるとの架空話をもとに、偽造した学長名の覚書を持ち込み、計約九億円の融資などを引き出した疑いもある。
創価大によると、覚書は川村容疑者の姉の林敬子容疑者(60)=江東区亀戸九=あてで、八王子市内のアパート二軒をそれぞれ月五百万円と六百万円で十年間借り上げるとの内容だった。
川村容疑者は元創価学会員で、昨年三月に依願退職した元同大教授と養子縁組していた。創価大の田代康則理事長は「創立以来築いてきた社会的信用を悪用した卑劣な行為に強い憤りを感じる。法にのっとり、厳正に裁かれることを求める」とのコメントを発表した。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20050509/eve_____sya_____005.shtml