現在地 HOME > カルト1 > 385.html ★阿修羅♪ |
|
(回答先: 逆の役割説も 投稿者 kamenoko 日時 2005 年 4 月 30 日 02:13:21)
疑惑の「ガス抜き」かな?
NYタイムズの記事ご紹介、ありがとうございます。そうですねえ。少し前から何か奇妙だな、とは思っているのですが・・・。
NYタイムズもこの「スパイ疑惑」に対してすぐさま、あのロベルト・カルヴィの奇妙な死を引き起こしたアンブロシアーニ銀行倒産事件と、「連帯」への金銭的支援を結び付けるような記事を書いていますが、このタイミングもまた不思議です。疑惑の「ガス抜き」のためにいっそ一部だけを明らかにさせよう、という「上の方」の思惑でもあるのでしょうか。
あの事件には「シカゴのゴッド・ファーザー」ポール・マーチンクス元バチカン銀行総裁が直接に絡んでおり(ということは米国上層部も絡んでいるはず)、オプス・デイの関与とその陰にCIAがいることは間違いないはずですが、あまり深く追求されると困る筋がたくさんあるはずです。バチカンの中に「東側」のスパイが大勢いた、ということは、逆に言えば、「東側」の中にバチカンと「西側」のスパイがもっと大勢いた、ということですからね。
なお、アンブロシアーニ銀行から横流しされたカネは、ポーランドに行った、という説と、中米の反米勢力つぶしに流れた、という説があるようですが、中米ではイラン・コントラ事件のように主に麻薬の売り上げが使われたはずですから、やはり多くはポーランドでしょう。
今回の「告発」は、確かに「口封じ」のための脅しなのかも知れませんが、ちょっと拙劣だな、という気もします。そこで例えば、IPNだかIMNだかが疑惑を追及していくうちに、ヘイモ神父がヤケになって「私はスパイなんかじゃない! バチカンからワレサ宛のカネを運んだことさえあるんだ!」なんて、本当のことをしゃべったりすると、・・・、何人かの鼻の効く「作家」がこの話に飛びついて、差し支えない程度の秘密が漏洩されて、・・・、『共産圏崩壊:バチカンの大陰謀』なんて「ベストセラー」を作って、・・・、そして肝心なところは永遠の秘密で、チョン、・・・、なんてことになったりして!
まあどうなるか、ゆっくり「高みの見物」でもしておきましょう。