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(回答先: ローマ法王が決まったようです。 投稿者 かずや 日時 2005 年 4 月 20 日 01:30:21)
予想は見事に大外れ! 「つなぎ」の「短命内閣」でしょうが・・・。
地元の新聞などはラツィンガーを大本命にしていたのですが、私はわざとそれを避けて逆に「リベラル派」に近い中南米人と予想しました。見事に大外れ!(競馬でなくてよかった!)
彼はいわゆる「保守派」ですが、オプス・デイともやや異なり、むしろ「伝統保守」に近い筋です。今までヨハネ・パウロ2世がいたので、「リベラル派」に対抗してオプス・デイとは近い関係にあったのですが、今後はどうなるか。
ラツィンガーは「保守派」論客の大立者で、ズバリズバリと筆舌鋭く「リベラル」を攻撃するその強い姿勢から、伝統的カトリックの方向を重んじる信者には非常に人気が高く、「ラツィンガー・ファンクラブ」まであります。(現在、下のホームページは接続が多すぎてパンクしているようです。)
http://www.ratzingerfanclub.com/
The Cardinal Ratzinger Fan Club: Homepage
しかしそれだけに敵も多く、現在バチカン随一の実力者とはいえ「リベラル派」ばかりでなく「保守派」の中でも煙たがる向きの強いラツィンガーが、3分の2の賛成を得て選ばれるとは、私にとっては少々見込みが外れました。
この結果には南北アメリカ大陸の「リベラル派」からの強い反発が予想されます。年も年ですし(78才)、前のヨハネ・パウロ1世のようなことが起きなくてもどうせ「つなぎ」の「短命内閣」でしょうが、その間にカトリック教会全体がかなり亀裂を起こす可能性があります。
しかし同じ「つなぎ」ならイタリアのカルロ・マリア・マルティーニ(78才)あたりの無難で「玉虫色」の人選かな、と思っていたのですが、ひょっとしたらオプス・デイはカトリック教会の分裂を企んでいるのかな?
しかしこれで当面は米国の政治路線からはやや距離を置きそうですし、エキュメリズム(教会一致運動)や他宗教との対話にもややブレーキがかかる可能性があります。まあいつまで生きている教皇かはわかりませんが。