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(回答先: 3日付の英国各紙はブラジル・サンパウロ大司教のクラウディオ・ウメス枢機卿(70)が有力だと予想している。 投稿者 ワヤクチャ 日時 2005 年 4 月 12 日 23:52:10)
クラウディオ・ウメスはドイツ系、ラティンガー(バチカンのドン)の胸中は?
かなり早い時期から、バチカン筋からの様々な情報がリークされていた様子です。現在バチカンを取り仕切っているのはバチカンのドン、ドイツのヨーゼフ・ラティンガーとイタリアのジョバンニ・バチスタ・レなのですが、ラティンガー自身は高齢でもあり自分自身はやる気は無いでしょう。むしろ「キング・メーカー」として動くと思います。
現在いる枢機卿の中で前回(1978年)にも立ち会った者はこのラティンガーと米国のウイリアム・ウェイクフィールド・バウムの2名だけなのですが、ヨハネ・パウロ1世の死後のクンクラーベでラティンガーは、カロル・ヴォイティーワが選ばれた舞台裏を目の前で見ています。
これについては機会を改めて投稿しなければなりませんが、簡単に言いますと、ヴォイティーワを強く教皇に押したのは、ウィーンの大司教で米国とユダヤ勢力そしてオプス・デイをバックに持つ大立者フランツ・ケーニッヒでした。ラティンガーはドイツ語圏の枢機卿(2名のブラジル国籍の者を含む)同士の内々の話で、当時無名で若いポーランド人枢機卿をケーニッヒが推薦し、若すぎるとの批判を強力な根回しで抑えていったのです。この裏には実際に思いもかけない力が働いていたようです。
今回はこのケーニッヒの役をラティンガーが務めるのではないか、という声が強く、話題になっているサンパウロ大司教クラウディオ・ウメスは、ラテン・アメリカ出身であり、「進歩派」でイメージ刷新にちょうどよく、語学力に優れ人望も篤く、年もちょうど手ごろで(10年から15年くらいの任期になりそう)、しかも元々がラティンガーと同じドイツ系、ということで、欧州と中南米各紙は早くから注目していました。私はそれに21世紀のバチカンに「期待されている役割」を考えて、やはりこの前評判の高いウメスに「◎」をつけたわけです。
もちろん前回もカロル・ヴォイティ−ワの名前を予想した報道はほとんどなかったはずで、今回も本当のことは結果が出るまで分かりません。ただ私の投稿でも申し上げている通り、欧米「先進国」ではない地域から出る、また「進歩派」が選ばれる可能性が高いことは十分に根拠を持って言えるでしょう。
日本ではソーカ、トーイツが国を操るカルトですが、世界的な規模で見ると圧倒的にバチカンの力が浸透しています。いずれはソーカもトーイツもバチカンの傘下に纏められていくのではないか、というかすでに「舞台裏」ではそうなっているのかもしれません。この超巨大カルトの研究は大切です。
まあこれは、ここまでオプス・デイと付き合ってきたのですから、今から私が中心にやりましょう。バチカン・シリーズは新教皇が決まってからも引き続いて投稿していくつもりでいます。しかしできる限り多くの人からのデータの提示と分析、そして根拠を添えた推理が寄せられることが必要です。解き明かす鍵は、バチカン第2公会議、米国、ユダヤ、エキュメニカル(教会一致)運動と宗教間の対話、そしてオプス・デイです。
「裏」はあまり熱くなると見えなくなります。あくまでも冷徹にデータ収集に励み観察眼を研ぎ澄ます必要があります。