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(回答先: 社会保障の個人勘定化、本格的ホームレス時代の到来 投稿者 鷹眼乃見物 日時 2005 年 6 月 19 日 01:06:09)
http://blog.livedoor.jp/kawase_oh/archives/21077668.html
アメリカの年金改革
先日、米大手自動車メーカーのGM(General Mortors Corporation)が経営危機に陥っていることを記事にしました。その理由のひとつは、年金問題。退職者に支払うための年金積立額が、どうも大幅に足りないらしいことが明らかになってきました。
むむっ? 年金問題といえば日本の専売特許で、米国の年金制度は優れているのではなかったのか? 米国の年金と言えば、“401K”という言葉が日本でも知られている通り、支払った分だけ年金を受取る「確定拠出型」ではなかったのか?
確かに、米国では401Kがかなり浸透しています。が、すべてではありません。米国民間部門の年金資産は4兆3000億ドル(日本円換算で450兆円)にも達します。そのうち“401K”タイプは6割程度。残りの4割は伝統的な「確定給付型」です。人数にすると、3千数百万人もの米国人がこの制度を利用しています。「確定給付型」というのは、従来の日本の制度と同じく、読んで字のごとく、支払う(拠出する)金額ではなく、受取る(給付される)金額が確定しているので、受給者には安心だが支払者には辛い年金システムです。
受取る金額が先にありきなので、注意しないといつの間にか、年金基金の積立金が不足している!ということが生じます。
この問題が、なぜか最近になって急に、米国企業の間で焦点が当たり始めました。議会やブッシュ政権を巻き込んで、米政界においてホットな年金改革論議に発展しています。ブッシュ大統領は年金改革法案の早期成立を目指しているようです。が、年金受給者やその予備軍には妥協してもらうことも必要なため、米国年金改革はかなり時間がかかることが予想されます。
しかしながら・・・。
とりあえず支払者に痛みを強いて抜本的な改革を先送りした日本よりは米国の方が健全な議論がなされているので、日本より先に目処がつきそうですね。
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