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http://www.sankei.co.jp/news/050618/bun057.htm
ロシアの永久凍土から発掘され、愛知万博(愛・地球博)に展示されているケナガマンモスのミトコンドリアDNAの全塩基配列を解読し、マンモスはアフリカゾウよりアジアゾウに近いことが確認されたと18日までに、小沢智生・名古屋大大学院教授らが発表した。1万年も前に絶滅した生物のミトコンドリアDNAの全塩基配列が解読されたのは初めて。
冷凍状態で展示されているマンモスは約1万8000年前に生息していたとされる。小沢教授らは、あごを支える筋肉8グラムなど8点の試料を使い、ミトコンドリアDNAの1万6853塩基対の全配列を決定した。これまで解読されていたのは2000塩基対程度だった。
その結果、塩基配列はアジアゾウともアフリカゾウとも数%ずつ違っていたが、アジアゾウの方が差異が小さいことが分かった。
さらに、データから進化の時間的経緯を試算。730万年前に共通の祖先からアフリカゾウの系統が分かれ、480万年前にマンモスとアジアゾウの系統が分岐したとの結論に達した。小沢教授は「塩基対は奇跡に近いほど保存が良かった。今後は遺伝子の機能的な問題などの研究を進めたい」と話している。
【2005/06/18 大阪夕刊から】
(06/18 15:43)
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