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(回答先: 講習生です。 投稿者 膝枕 日時 2005 年 5 月 29 日 14:55:53)
膝枕さん、どうもです。
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さて、サブァン症候群ですが、逆に言えば、天才の脳の使い方を示唆しているともいえますね。秀才程度の人物は天才とは異なりますから、脳の使い方も「感覚の世界」ではなく「言語の世界」であって、それが長けているということ。こう考えてみると、秀才には興味がないです、私。サブァン症候群の人に現れる天才性と普通の天才とはまた発現理由も違いがあるのでしょうか?
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「天才」の定義なのですが、これについてはSF作家の筒井康孝が自著「暗黒世界のオデッセイ」http://kaimono.chu.jp/4101171149 の中で、一章を割いています。
氏によると、「天才と狂人は紙一重」どころではなく、「天才はすべて異常」なのだそうです。
そんな馬鹿なと思って調べてみると、確かに過去「天才」と称された人間の中に、正常な人間は一人としておりません。
見事、全員が精神異常者です。
つまりは「正常な天才」というのはあり得なく、天才には狂気が必要とのこと。
逆に言えば、狂気を伴わない限り不可能な、超人的業績を残した人間のみを「天才」と呼ぶということですね。
それで上記のサヴァン症候群の人たちなんですが、彼らは天才ではありません。
くり返しになりますが、天才と称されるには世界を一変させてしまうような、とんでもない業績が必要です。
サヴァン症候群の人たちは特異な能力を持っていますが、それは何らの業績をも残しえないということですね。
言語の世界ですが、作家や詩人で「天才」と呼ばれる人々は、たくさんおります。
どうも言語との相関関係もないみたいです。
歴史の中に忽然と現れ、その狂気でもって夜空に決して消えることのない閃光を刻み、そして人々の記憶と歴史の中へと去ってゆくのが天才なんでしょう。
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