現在地 HOME > Ψ空耳の丘Ψ39 > 651.html ★阿修羅♪ |
|
[民主主義の危機]映画『極道の妻(おんな)たち、情炎』に見る“閣議風景”の原点
●「シリーズ『民主主義のガバナンス』を考える(4/4)、第四章 議会制民主主義における「政党」の役割とは?」(下記URL@)の“研究用教材”になると思い、映画『極道の妻(おんな)たち、情炎』(東映作品/下記URLA、B)を鑑賞しました。
@http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20050405/p1
Ahttp://www.universal-music.co.jp/polydor/artist/utakawam/gokutsuma.html
Bhttp://movie.nifty.com/cs/catalog/movie_677/catalog_B00320_1.htm
●「上記のシリーズ」最終回(4/4)で、“任侠道”と“政党”(特に政権与党)の深い繋がりと近縁性について取り上げたので、丁度タイミングがよい鑑賞の機会となりました。そして、両者の類縁性についてイメージ的に納得することができました。
●このシリーズの初代を演じた女優が岩下志摩、二代目・十朱幸代、三代目・三田桂子、そして四代目が高島礼子(第一作、’99年)です。今の時代は、威勢がよい任侠アクション映画でも、ウジウジとした無気力な男どもが演じるより、元気でヤル気がある女優さんたちの方が、よほど華があって見栄えがあります。全くタイプが異なる高島礼子と杉本 彩の絡み具合も絶品です。
●予想どおり、極道(任侠道)の親分・子親分方が蝟集する光景は、時折テレビに映る与党の会合風景そのままの雰囲気です。それより、もっとピッタリくるのが、恰も茶の間の善良な国民に威圧感を与える意図でもあるかのように、これでもか、これでもかとテレビのニュースで繰り返し流される“見たくもない閣議風景”の映像です。
●得たいが知れぬ鵺(ヌエ)か妖怪のように不気味なご面相の内閣総理大臣(大御所、大親分)を中心に、これも悪形相(けだものヅラ)の実力(トンデモ?)閣僚たち(これも獣ヅラの子分たち)がズラーッと居並ぶ“異界空間”は、極道たちの集会風景とまったく同じです。
▲このページのTOPへ HOME > Ψ空耳の丘Ψ39掲示板