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http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20050513i501.htm
アフリカで約20万年前に誕生した現生人類は、6万数千年前にインドからオーストラリアまで、インド洋に沿って一気に広がったとみられることが、英国などの研究チームが行ったアジア人の遺伝情報の比較分析でわかった。
現生人類のアジアでの足取りが詳しく明らかにされたのは初めてで、13日付の米科学誌サイエンスに発表される。
研究チームは、長く孤立していたために遺伝情報から祖先をたどるのが容易なマレーシアの先住民260人について、ミトコンドリアという細胞内器官の遺伝情報を新たに解読した。
これまでに解析されていたアジア人やオーストラリア先住民の遺伝情報と比較したところ、その違いから、マレーシア先住民は約6万年前以降にほかのアジア人の系統から枝分かれしていたことが判明した。
アフリカから旅立った現生人類はまず、紅海をわたりアジア方面に向かい、インドには約6万6000年前、オーストラリアには約6万3000年前にたどりつくなど、急速に広がった可能性が高いこともわかった。ヨーロッパに約4万年前にたどりついた現生人類は、アジアに出た現生人類の一部が枝分かれしていったという。
現生人類のアフリカからの旅立ちは一度きりで、その集団の規模は数百人程度だった可能性が指摘されている。時期は約8万5000年前よりも最近だと考えられているが、明確に突き止められていない。
(2005/5/13/03:05 読売新聞 無断転載禁止)
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