★阿修羅♪ 現在地 HOME > Ψ空耳の丘Ψ39 > 587.html
 ★阿修羅♪
次へ 前へ
「負けた」教の信者たち - ニート・ひきこもり社会論 中公新書ラクレ (174) 斎藤 環 (著)
http://www.asyura2.com/0502/bd39/msg/587.html
投稿者 乃依 日時 2005 年 5 月 11 日 18:44:15: YTmYN2QYOSlOI

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4121501748/249-7346123-5417144


「負けた」教の信者たち - ニート・ひきこもり社会論 中公新書ラクレ (174)
斎藤 環 (著)

価格: ¥798 (税込)


--------------------------------------------------------------------------------

あわせて買いたい
『「負けた」教の信者たち - ニート・ひきこもり社会論』と『引きこもり』、どちらもおすすめ! 価格合計:¥1,428

--------------------------------------------------------------------------------
この本を買った人はこんな本も買っています

引きこもり朝日文庫 塩倉 裕 (著)
「ひきこもり」だった僕から 上山 和樹 (著)
学歴の社会史―教育と日本の近代平凡社ライブラリー (526) 天野 郁夫 (著)
博士の奇妙な思春期 斎藤 環 (著)
日本文明77の鍵文春新書 (435) 梅棹 忠夫 (編集)
同じテーマの商品を探す


--------------------------------------------------------------------------------
書籍データ


新書: 253 p ; サイズ(cm): 18

出版社: 中央公論新社 ; ISBN: 4121501748 ; (2005/04/10)

おすすめ度: カスタマーレビュー数: 2 レビューを書く

Amazon.co.jp 売上ランキング: 3,539
Make Money!Amazonでビジネス

--------------------------------------------------------------------------------
レビュー

出版社 / 著者からの内容紹介
増大するニート、高齢化するひきこもり、ネットで先鋭化する少年犯罪。これらを通して見えるのは、コミュニケーションの巧みな人・苦手な人の格差化傾向が進み、はなから「負ける」と思いこむ人たちが増えているということだ本書は、ひきこもり専門医として名高い精神科医が、メディアを騒がせた社会事象にメスを入れ、将来に向けた処方箋を描く。新書では『社会的ひきこもり』以来となる待望の著者2作目となった。巻末に「ニート」の研究者・玄田有史氏との対談を収載。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
斎藤 環
1961年生まれ。岩手県出身。筑波大学医学研究科博士課程修了。医学博士。現職は、爽風会佐々木病院・診療部長。専門は思春期・青年期の精神病理学、病跡学、ラカンの精神分析、「ひきこもり」問題の治療・支援ならびに啓蒙活動。漫画・映画等のサブカルチャー愛好家としても知られる

エディターレビューをすべて見る...

カスタマーレビュー
おすすめ度:
あなたのレビューがサイトに載ります。

7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

評価4 もっと読みたい!, 2005/04/23
レビュアー: 馬場伸一 (プロフィールを見る)   福岡県 Japan
「自信がないことについては確固たる自信がある」みたいな、奇妙な精神状態が日本の若者たちに蔓延している。この状態を指して、筆者は"「負けた」教の信者たち"と名付けている。これは極めて魅力的な造語であり、何らかのブレイクスルーを予感させる。
本書はメディア論なども切れ味良く魅力的だが、「負けた」教について、もっと深く広く語ってほしかった。これだけじゃあ、ちょっと生殺し。
もっともそれだけ書名が光っているということで、本書は社会時評としては十分面白い。最近希有な、もっと読みたい!と思わせる本である。


このレビューは参考になりましたか?


11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

評価4 彼らを「愛する」自身がないのなら、どうかせめて無関心でいてはくれまいか, 2005/04/17
レビュアー: おおいしげん (プロフィールを見る)   北海道札幌市
 おおっ!と思わせる書名だが、教義がズバリ書かれているわけではない。期待しすぎると肩すかしを食らう。本書は『中央公論』に連載された時評を中心とする26の短編から成っており、それぞれ別個に書かれたものを内容別に並べ替えたもの。それらを統合したときに生まれたのが『「負けた」教の信者たち』なのだと、冒頭で述べる。この序文は本書の内容を凝縮したものであり、一読したところでは理解しかねるのだが、ひととおり読み終えてから読み返すと得心がいくようなものとなっている。
 ひきこもり研究の先駆者である著者は《情報格差》に着目する。若者の勝敗を決定づける軸の1つが「コミュニケーション・スキル」である、と斎藤は説く。コミュニケーションが苦手だと思いこまされてしまった時、「負けた」という自意識が生じて自分を「負け組」に分類する。その果てに「ニート」「社会的ひきこもり」といった問題状況が生じるのだ、と。
 そして、次のような推測をする。現状を否定し「負けた」と思いこむことで守ろうとしているのは、プライドなのではないか。このナルシシズムの産物を著者は「自傷的自己愛」と名付ける。この推論に至るまでの思考過程を、《若者論》《メディア論》《公正論》という3つの文脈に沿って整理し直したうえで提示しているのが本文である。
 時評というものの性質から、少々まとまりに欠けるきらいはある。大きなテーマをめぐって論じているわけでもないので、散漫な印象も受ける。それでも、さすがは精神科医・斎藤環だと思わせる切り口でありました。


このレビューは参考になりましたか?

--------------------------------------------------------------------------------
この著者のその他の作品

斎藤 環 (著)

 次へ  前へ

▲このページのTOPへ      HOME > Ψ空耳の丘Ψ39掲示板



フォローアップ:


 

 

 

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。